2010/09/30

ゲス山ゲス子さん


九月某日
ようこそアムステルダム国立美術館へ』を見に行く、も爆睡(^o^)(仕事の後の映画はどうも駄目だ……バタリ)。内容は、2004年に始まったアムステルダム美術館の改装工事がありとあらゆるハプニングによって遅れていく様子(ちなみに今もまだ工事中)を追ったドキュメンタリーだったのですが、雪崩のように悪化していく状況と、クラシカルなピアノ曲の執拗なアルペジオ、そこにでっかい睡魔が乗っかって、ちょっとした恐怖体験だったなぁ。

九月某日
久しく使ってないかばんを引っ張り出したら、中に鬼ころしのパック(180ml)が入ってた。

九月某日
10月いっぱいで今の職場を退職することになってるのですが、一番仲のいい同僚と帰宅していたら、「きのっぴのこと、好きだけど、辞めたらきっともう一生会わないんだろうなって思う」と言われ、青い春の芳香がむっとこみあげてくる(ノスタルジー100)。その後、LIVE BEATの公録で、Buffalo Daughterのライブを見る。10代の頃ひじょ~にお世話になった同番組収録だが、あのお馴染の絨毯じきスタジオを離れ、ちょっとしたホールでの録音になってました。座席にどっしり構えて見たBDは、とりあえず、もう、むちゃむちゃ音が良くて、感想はとにかくそれ。ドラムなんて水面を叩いてるようで、シンバル打った瞬間に、音がキラキラキラ~~~~って飛び跳ねる…!贅沢ってこういうことなんだろなと(しかしそれが自分にとってのリアリティかと言うとまた違うなと)、どっぷり浸かって帰宅。

九月某日
落ち着く顔ぶれとガールズトーク in 吉祥寺。皆さんの色恋の話を聞いていたら、もう「誰が好きか」というより、「自分がどこにいるのが楽しいか」って話に思えてくる。1対1の関係性というよりは、自分の居心地のいいコミュニティに居続けるためには、誰と並ぶのがベストかってことに。「楽しさ」ってもんの強さを感じたりしたのでした、と喪女のさびしき分析。むにゃむにゃ~。

2010/09/26

絨!毯!爆!弾!


九月某日
日が翳ってきた頃に台所に立ち、サラッサラのシチューが出来上がったところで街へ出る。まず、原宿のROCKETというギャラリーでやっていた毛利悠子さん&ヌケメ君による1日限定カラオカスナック「香港」を覗く。まさに“スナック”!といった感じの雰囲気のなか、モードなミニワンピを着た、マッシュボブのすさまじくオシャレな女の子がうつむきながら「残酷な天使のテーゼ」を歌っていたりして、すごくおもしろい。すりおろしたショウガをハイボールで割った不思議なお酒をぐいっと飲み干したところで、高円寺に移動。宮崎貴士さん&detune.のお2人による新ユニット「グレンスミス」のレコーディングに遊びに行く。スタジオで聞かせてもらうまでどんな音楽をやってるのか全く知らなかったのだけど、とりあえずこの日聞いた「ファンタジーに気をつけろ」がとても、とてもいい曲だった・・・!!本人たちも「メロディーをつめこんだ」と言っていたポップ&ゴージャズな曲展開と、ジュブナイル小説なんかを思わせる歌詞が、すっごく切ない合わさり方をしていたなぁ(思い出しキュン)。録音の後、寂しさについて語りながらビールを飲み、ビューーンと帰宅。

九月某日
仕事、の後にまたもやROCKET。この日は、蓮沼執太×DJ ごはん×ほうほう堂というイベントをやっていて、ちょっと見れることを期待してたものの、着いた頃にはバッチリ終了。蓮沼さんの快快サントラを買ってその場を去る。その後、なんとなく居合わせた可愛い女の子やニートの☆と寿司を食って、NESTで酒を飲んで、帰宅。「チッツ、いいよな~!」って話題が幾度となくあがった。



チッツの、お客さんの、汗でベトベトになった肌の質感がわかる!

2010/09/23

下品って楽だ


見た目は優しいのになぁ。どギツイ味だよ、からし蓮根


九月某日
ウンか月ぶりのカレンダー通りの休み、だったので満を持して14時くらいまで寝る(くそダメ女、なりの幸せ・・)。起床後、友人が小金井公園でBBQをやってるというので覗きに行く(ipodからビル・フェイ→布施明なんて素敵なシャッフルが流れてきて、ご機嫌で自転車をこいだ!)。公園につくと、それぞれ初対面で、それぞれ絶妙なアウェイ感を抱きしめた若者が20人くらいいたので、私も漏れることなくアウェイ感をぎゅっと抱きしめながら輪に参加してみる(が、酔っぱらってすぐにどうでもよくなる)。ビールを飲み、グリーンカレーラーメンと焼き芋を食べ、腹がいっぱいになったところで帰宅。

九月某日
本社で研修を受ける。16時半という半端な時間に放り出されたので、同僚たちと茗荷谷~池袋を散歩。路面電車に1区間だけ乗ったり、鉢合わせした下校中の女子高生の大軍に「女の匂いがするぜぇ…!」と呟いて白い目をむけられたりしながら歩く。その後、高円寺で別の友人らと酒を飲む。生田斗真の話でスパークし、働くことについて語り合った、非常に非常に正しい女子会で、超楽しい。だいぶヘベレケな状態になってきた頃、目の前をcore of bellsとホースの人が通りかかり、我々が楽しく飲酒して生んだ磁力に、更なる酔っぱらいが引き寄せられてきたような気分になる。

九月某日
ざんざん雨が降るなか墓参りをして、七針で行われた王舟『THAILAND』のレコ発イベントを覗く。久しぶりに見たスッパバンドの聞きづらさとロマンスがぶつかり合ってるような演奏と、加藤りまさんの英詞の曲を非常に日本語的に歌う塩梅(「アイ・ミス・ユー」)をいいなぁと思った。王舟氏は、期待通りで、とても満足…!初めて見た時の感想と同じになってしまうけど、サポートメンバー達との距離感や、七針の質素な環境の中での奇跡的ともいえるバンド演奏のふくよかさとか……、それは彼の音楽の中で言ったら、“幹”ではなく“枝”の部分なのかもしれないけど、やっぱ良いなぁとしみじみ思いましたねぇ。しみじみ。

2010/09/18

ぐでんぐてんになるまで、ぐでんぐでんに


九月某日
平日。仕事が休みだったので、5時頃から近所に飲みに出かける。入口付近でサラリーマンを見かけたので、「平日のこんな時間から飲みに行けるなんていいなぁ」となんとなしに呟いたら聞こえていたらしく、カッ!と振り向かれてしまった。ご、ごめんなしゃい……。気を取り直し、若者とビールを飲みながら恋やインターネットの話をする。「相手のタイムラインを見て、“あれ?コイツ、ぶっちゃけウザくね?”と感じてしまったら、そりゃ恋の終わりだよ…」という話が、すごく普遍的な感覚が今風に語られてて良いなぁと思った。

九月某日
西荻にある本屋・のまどで行われた、倉林哲也さんのレコ発ライブを覗く。ギター弾き語りの一部(落ち着いたトーンで黙々と演奏される曲たちが、なんだかとても大きな、それこそ組曲のように聞こえた)、バンド編成の二部(「茶虎食堂」の曲たちを、ここは本当にほのぼのと、やわらかく)、そして、倉林さんが一番最初にバンドを組んだ頃のメンバー“ちーむチームうっどウッド”の編成で行われた三部がとても素晴らしかった。それぞれのメンバーが自作曲を作曲者がボーカルをとるスタイルでぐるぐる回りながら演奏していて、一瞬「こんなオマケみたいなライブが締めでいいの??」と思ったりもしたけど、はじめに「それぞれが自分の作った曲を歌いたくてたまらないんです」と説明されたように、素朴な感触が随所に溢れてて、ずっと聞いていたい感じがありました。ユニークなミュージシャンたちの余韻を残したまま、びゅんっと帰宅。

九月某日
仕事帰りの中央線で、暴力的なさびしさが襲ってきて息ができない(秋だぁ!)。「強靭な精神」が空から降ってくることを、粛々と、粛々と祈る。

2010/09/13

ゲロってくさくていいよね



九月某日
調子にのってパーマなんぞかけてみたら、「残酷な神が支配する」のジェルミのような感じになった(自己評価だが、その後友人から「きのしー、LAの中学生みたいだよ!」と言われたので、あながち間違ってない…?ランチにはりんごをかじろう)

九月某日
岡村詩野さんがやってらっしゃるライター講座に、ゲストとしてトクマルさんが参加するってことでウン年ぶりの参加。トクマルさん個人の音楽の話ではなく、世界の様々な媒体から取材を受けてきた人として、メディアの話を色々と。結論としては上記の画像のような感じで、清涼感溢れる内容だったが、音楽オタ(色んな音楽/ミュージシャンを知ってるってことではなく、音楽自体のことや未来を考えてるって意味で)としてのトクマル氏のトークが炸裂してて面白かった。私も久しぶりに会った人が何人かいて、キャイキャイと、酒飲んで帰宅。

九月某日
半休取って、TOKYO NEW WAVEを覗く。割といつものバンドを、割といつものお客さんたちと見た中で、活動的には一つ頭の抜けた感のあるSEBASTIAN Xが、フェスとか大きなステージでの経験を感じさせるライブをしていて、ふむふむと思う(個人的な好き嫌いとはまた別の話なのだけど・・)。久しぶりに会った友人が「4月から勤めだした会社がブラックだったので辞める!」と言っていて、激安居酒屋を求める私とかの精神の果てに、こういう人の存在がきっとあるのだよねとか、非常に聞き飽きた話を改めて思う。

九月某日
ぐっと、急に寒い。なんちゅう体調を崩しそうな気候!と高速で衣替え。高校生の頃に買った巻きスカートを久しぶりに履いてみたら、「ハッ!巻きスカートだと思っていたが、違う!これはエプロンだ!」と気付き、一気に恥ずかしい気分。Antony&The JohnsonsとBjörkの美しさで気を紛らわせる。



ホライズン山下宅配便のPV。「音楽と映像」の相互作用でいったら、すごくオーソドックスだけど、良いと思うなぁ。

2010/09/06

永遠なんてことは 永遠に信じないでくれ


ピカチュウに変身したメタモン、らしい。

八月某日
オフ会的なものを立川の沖縄料理屋にて行い、来月行く朝霧JAMについての指南をいろいろ頂くなど(アウトドア・スキルがゼロなので、全ての言葉がアリガタイ!!)。個人的に念願の対面を果たした面白ろツイッタラーさんからお土産として頂いた、『東京都北区赤羽』という漫画を嬉々として読みながら帰宅。魔街(?)赤羽を舞台にしたご当地漫画で、全編カラーなんですが、とりあえず夕陽の色がことごとく尋常じゃない感じでドキドキする…。

九月某日
ネストにぷらりと寄ってYOMOYA企画を覗く。久しく見てない間に長倉さんが更に自由人となっており、フロントマン2人状態の非常に派手な姿になっていたが、音楽は相変わらず、さびしい感じがして良い。あと、この日来ていた高円寺のという古着屋さんのトコさんが、シャムキャッツのライブを見る姿があまりにキュートで感動。PVにしてほしい(本気です)。

九月某日
野方の秋元屋にて、宮崎貴士さん囲む会を開いてみる。我ながら「いい飲み会企画したな~」と思ったりしたほど楽しかったんだが、この日生まれて初めて飲んだシャリキンというお酒に、ま、まさかの一発ノックアウト………。5年くらい前に真冬の多摩川で二階堂をガブ飲みした時と同じくらい酔っぱらい、すべてが吹っ飛ぶ。真っ白な顔で、電車のドアに挟まれたりしながら帰宅。

九月某日
高校の友人らと会う。仲間内の1人が数日前に子供を産んだので、「コトエちゃんが子供育ててるかたわら、俺らはポケモンを育てるってわけだね・・」と翌週発売の新作に思いを馳せる。この日食べたタルタルがとても美味しかったので、勇気を出して「どうやって作るんですか」と尋ねたところ、柏原崇の弟似の店員さんに「ナイショです☆」と言われ、萌え萌えガッカリしながら帰宅。