2010/11/26

まじ熱い本気エモーション


十一月某日
仕事の後、友人のライターさん主催の猥雑な飲み会へ。60%水か?と思うようなうっすいビールを飲みながら、私は終始へらへらしていたが、この日初めて会った友人の友人(映画の宣伝の仕事をしているらしい)が、楽しいトークの中にもメキメキと営業を混ぜ込んでいて、優秀なワーキング・ウーマンの姿に心から関心する。最近、3時を過ぎるともっぱらレモンサワー。

十一月某日
チャン・ギハと顔たち、を見にWWWへ行く。AORと言ってもいいような雰囲気のある、K歌謡ロック………?何にせよ新鮮。あと、「韓国では大スター」とは聞いていたけど、改めてライブを見たら本国ではもっと大勢の人を相手にステージに立っているんだろうなぁと納得する非常に「ショー」なステージングでした(最後の曲でフロントマンのチャン・ギハ氏(まさに“ショーマン・シップ”!)が「延々と誰かに殴られ続ける」というエア・パフォーマンスを見せていて、迷いない身のさばきにコレを思い出した…)。おもろかった。

帰り道、西武線に揺られながら、隣の席に座っていた女性2人組の恋バナを40分ほど拝聴していたら(スパークしてたのでついつい聞いてしまった)、「当人にとってどれだけドラマチックな恋愛劇も、傍から見りゃ超ありふれた出来事」っちゅうのをしみじみ感じてしまって、寒々した気分で帰宅。ぶへー。

2010/11/24

「夕刊片手にKISSしたいわ」


クリスマスソング好きだし、サンタとかもみの木のモチーフも好きー。12月は今年もみんなとプレゼント交換したい。

十一月某日
来月ある結婚式に着ていく服のことで悩み、「そ、そもそもどういう店で買ったらよいのか全然わからん・・・!!」とカジュアル派ゆえの絶望で頭を抱えていたら、母上にぶわわ~~っと街に連れ出され、ぶわわわ~~~っと全身揃えられる。感謝………(涙を流しながら)。人生のありとあらゆる節目(成人式とか、就活とか、花火デートとか)を普段着でやり過ごしてきたので、正装が苦手すぎて困ってます。

夜、CRJの同年代メンバーと「アルプス」にて飲む。最近どうよ的な恋愛の話をしていたつもりが、気がついたら保険の話になっていた。ASAYANネタで盛り上がった果てに、AKB48のドキュメンタリーを見に行くことを誓う。

十一月某日
秋葉原の3331でやってた日比野克彦展をチラリと覗き(良かった。手仕事~!)新木場COASTに「De La FANTASIA」を見に行く(正面の電光掲示板で、イベントの副題が「Pop Legend」なことを知る…)。

細野さんあたりまでは、勿論良いけど生で聞きたい音楽たちでもないかなぁ…なんて思ったりもしたのだけど、クレア・アンド・ザ・リーズンズでシャキーン、ヴァン・ダイク・パークスでズキューン!ドカーン!圧巻でござんした。特にダイクさん(ブルーデニムのオーバーオール姿!)に関しては、ピアノと弦楽器の4人編成だったのだけど(たぶん)、この手のチェンバー・ポップもののライブとしてはまちがいなく最高峰だなぁとしみじみ感動してしまった。終演後、帰宅のラッシュに巻き込まれるのが嫌で走って駅まで行ったら、ディズニーランド帰りの集団にぶち当たる。結局ぎゅうぎゅうしながら帰宅。

2010/11/22

正装嫌いちゃん


十一月某日
渋谷に新しく出来たライブハウス「WWW」のプレオープンイベントを覗く。元映画館ってこともあって、客席フロアにかなり勾配のあるふしぎな作り。内容によってあうあわないがありそうだなー(おそらく暴れたりとかは厳しい)とか、キャパ的にはあまり東京にないラインかもー(LOFTとかFEVERくらい?)とか会場をうろうろしながら思う。トイレがライブハウスらしからぬキレイさ!

ちょう久しぶりにおとぎ話のライブを見る。新しいアルバム『HOKORI』も、この日のライブも、非常に肩の力の抜けた“音楽好きのにーちゃんたち”感があってぐぐぐっときました。あと、ナタリーのインタビューで言っていた「色んなお客さんが来て、去って、今残ってるお客さんはガチンコにおとぎ話好きな人だけ」ってのもすっごくよくわかったなぁ(楽しさが溢れだしてる背中をたくさん見たよ)。ライブ終わって職場まで早足で戻ったら、出がけに一口だけ飲んだビールが妙にキマってしまい、困る。

2010/11/18

からだが重くて、さみしい


近頃、乱読パラダイス☆すぎて本が何も読み終わらないんですが、それでもSweetDreamsだけは読了!ツアー特集が本当におもしろくて、特にP-Heavyの韓国ライブのセルフレポにぐっときました。ライブ中の感想、「これぞ、ドリカム!」で大笑い。画像はPとは関係ないですが、ボンクラっぷりが最高なミニットメン。

十一月某日
平日は無心でモリモリ働いている。帰宅も遅く、親とまったく顔を合わせない日々が続いていたら、母より「ねぇ、私たち、ずっとこのままなの?」とメールが来て、なんとも言えない気分になる。家、出ないとなぁ。ルームメイトちゃん、ぽんっと目の前に現れないカシラ(東京の家賃事情に負けての一言)。

十一月某日
イメージフォーラムにて『ソフィアの夜明け』を見る。昨年の東京国際映画祭でグラウンプリを受賞したというブルガリアのビターな青春映画。格差・・を描いているらしいが、私はそこまで読みとれず。ただ、「自分は何者なのか?」って思いを抱える登場人物たちの困窮した日常は、最後まで何も変わらないのだけど、すっごく光のあるエンディングで結ばれていて、(今年劇場で見た映画と言えば、「のだめ完結編」と「SATC2」と「トイストーリー3」くらいの私ですが)とても贅沢な“映画体験”をしたなーと思った。

その後、twitterでの酒欲ツイートにのってきてくれた人と池袋で酒を飲み(これだからツイッターってスキ!)、友人宅に沈。某君のナンバーガールのコピーバンドの映像を見て、「こりゃ普通に盛り上がっちまう!」って話などする。


十一月某日
桜台のpool(良いスペース!練馬にこんなところがあるなんてなぁ、先月まで通勤してたのに知らなかった)で行われた、ZINEを作る人・読む人のためのイベント「ZINESTERギャザリング」を覗く。周りにも作っている友人はいるし、たまにこういうイベントも覗くけど、文化的素養のない人間(あ・た・し☆)にはやっぱり敷居が高いぜ~!と思いながらふらふらしていたら、「革命のパン」という名前で売られているあんパンが目に入ったので、買う。食べる。とてもおいしくて、肩の力が抜ける。ホースや2upのライブを見たところで抜け、高田馬場で行われた某画伯を囲む飲み会へ。「ここ数年で、世間的な“音楽”の地位が前より低くなった気がする。売れる売れないとかじゃなくて、アートとか他のものと比べた時の、イメージというか」とぽろりとこぼしたら、同意してもらえて嬉しかった。脳内の細胞が増えたような感覚を抱えながら帰宅。

2010/11/11

クラウド、大好き!


十月某日
もっともっと色んなことを知って、吸収していくには、どんどん忘れていくって行為も避けては通れないんだろなぁって感覚が、ぐぐ~っとこみ上げてくる。

十月某日
早稲田の学祭へ出かける。毎度のことながら完全なる無法地帯っぷりにイライラし、女の子たちの背中にゴキブリを入れまくりたい衝動にかられた・・・が、なんとか抑え、津田大介さんや上杉隆さんらによるメディアの未来に関するトークショーや(途中、ちょっとだけ田原総一郎さんが登場したのだけど、ちゃんと朝生のテーマが出囃子として用意されていたよ…)や、ECD+空間現代のライブ(フツーの教室でだったので、この尖った編成は大正解!と思った)などを楽しむ。

その後、魂の形が似た友人とCULTIVATEへ移動。全日本ポストサブカルチャー連合の展示の最終日に滑り込む。見れて良かったー。ただの「絵」に埋め尽くされた空間は本当にテンションのあがる雰囲気で、この高揚を大切に・・と作品も1つ購入しました(割と写実的に描かれたコンビニ前の風景に、突如大橋キャラが入りこんでるやつ好きだったんですが、それは高かったので断念。私に似てると小田島画伯が言ってくださった眼鏡っこのイラストをチョイス)。寒空の下、芋煮を食い(芋を煮るだけで幸せになれると思うと、冬も悪くないね)、そのままCETのクロージングパーティーに流れ込み、お友達と喋りして帰宅。じゅうじつ。

2010/11/09

俺のシナプスが繋がらねぇ


十月某日
仕事後、WOODSを見にnestへ行ったのだけど、間に合わず…。アンコール1曲の音漏れだけ聞き(しかも、後で知ったがこれはREAL ESTATEだったみたい)、「ここで夜は終わんなぁ!」と、ビールを1杯ぐびりと飲みほしたところで、知った顔がいそうだった440へ移動。なんとなく連れてきてしまったテニスコーツの植野さんと、丸テーブルを挟んで皮パンの話をしたりする。あと、客席に直で機材を置いた荒っぽい環境のなか、RYO HAMAMOTOさんがいつも以上にギターヒーロー感を出していて、にまにましてしまったなぁ。

十月某日
祝日。起床後、図書館にて、すっごく不純な動機からここ数カ月の「SPA!」を激読みする。そのまま下北へ行き、mona recordsで働いてる知人のもとへ譲ると約束していた『紅茶王子』を渡しに伺い、最後に440でやっていた無料ライブを覗く。森ゆにさんが「オ~・シャンゼリゼ~」のカバーをしていたのだけど、完璧なフランス語を披露する彼女の横で、サポートで参加していた三輪二郎&あだち麗三郎ペアが「ジュベ…ドヴィヴィエ……」って適当なつぶやきをしてる様子が非常に愛らしかった。久しぶりにAlfred Beach Sandalも見れて満足。最後に、居合わせた兄貴分たちと飲みに行き、久々にお説教くらい、ダメージ&有り難さを両手に抱えて帰宅。

十月某日
あまりに「痩せ方が病的だ」と言われるので、お腹がすいて寄ったコンビニで、ファミチキと、玉子のサンドイッチと、ダイエットじゃないコーラを選ぶ。

十月某日
なんとなく神戸に行こうかと思ってたんだけど、急でバスのチケットも手に入らなかったので、気を取り直して武蔵大学の学祭へ行く。校門をくぐって3秒後に、すれちがったかわゆい女子高生が「ねぇ、大学生ってさ~・・・・・大人!」「うん!超大人!」って会話を繰り広げてるのを聞いて、これだけで来たかいがあったなぁと思う。

野外ライブで、割と音も良く、なにより快晴だし、シャムキャッツ、栗コーダーカルテットを見て、ビールを飲んで、チューハイを飲んで、前の職場(近所)に遊びに行ったりして、秋の休日を楽しみました。暗くなった頃、なんとなく残ったメンバーで飲みに行き、煮た里芋をがつがつ食べた。

2010/11/05

自意識のばかやろう


十月某日
職場の若者たちと中野で飲む。私は出勤組だったので仕事を終えてから現地へ向かい、着いた途端、お姫様たち(同僚のガールズ)が華麗な遅刻をキめ、文化系男子たち(同僚のボーイズ)がブロードウェイにぽつねんと取り残されていたという昼間の様子を聞かされて、ゲラゲラと笑う。おでんと生牡蠣とビールとレモンハイ、冬の到来を胃袋と肝臓でしっかりと受け止める。

十月某日
最終出勤日。前日の悪天候の反動ですっごく忙しくて、まさにこの図書館を表したかのような1日。最後がこういう賑やかな日で良かったなぁと仕事を終えました。菓子折をどっさりと残し、前日に書いた手紙を配り、ちょっと泣いたりしながら、最後にほとんど同じタイミングで入社した男の子に「またねぇ」と声をかけようとしたら、「木下さん・・・ごめん、貸してた3千円返して、、、」と気まずそうに言われて、すべてが吹っ飛んだ(「どうせまた会うっしょ」と色んな人に言ってもらった、幸福な送り出しでした)。

その後、neco眠るの企画を覗きにクアトロへ。知久さんの求心力(歌うたびに空気がぐにゃりと歪んで、そのブラックホールにみんな吸い寄せられちゃうの)と、neco眠るにスペシャルゲストとして参加した長尾謙一郎先生がステージ上でVJ(←これも相思相愛感あったよ)してるのがチーム感あってとても良かった(そしてお客さんは毎度のごとくぎょっとするほど盛り上がっていた)。朝から体調が悪かったので、入場する前に液状の風邪薬(見た目がヤニの沈殿した泥水………)をぐいっと飲んだものの、ついうっかりライブではしゃいでしまって体調急降下。ふらふらしながら、StoryWriterの新しい号だけ買って帰宅。

十一月某日
そして間髪入れず新しい職場へ。木下のプレカリアート・ライフも、ひとまず終結?・・なんてタワゴトはともかくとしても、社会人も5年目。人とのご縁で、自分の興味のある仕事をさせて頂けるのは、まっこと幸福なこと、ですねぇ。しみじみ!