2010/12/31

夢見過ぎ丸

年末!だだだだだだだ


十二月某日
急遽実家を出ることにしたので、部屋を探しに出かける。不動産屋ではじめに紹介された物件が、普段から溜まり場にしている馬場ちゃん家の2階だったことに運命を感じ、「もうここに引っ越すしかないのか…!」とも一瞬思ったがさすがにそれはやめ。その後、内見1軒目にして木下は天性の“メンドクサガリーヤ”を発揮し、「ここでよくね?」と決めてしまおうとするのを、同居人たちに止められたりしつつなんとか住居決定。今よりだいぶ都心住まいになるので、飲み歩く気満々です。

十二月某日
高校時代の友人とその赤子に会いにいく。赤子(とてもおとなしかった)と遊びつつ、友人の親御さんにもてなされ、振る舞われたお餅をドカ食い。「人の実家って、いいよねぇ(しみじみ)」と遊びにいった我々まで“でっかい子供”に・・。ちなみに、お土産にはontonsonの吉本さんが新しく始めた子供用品店「ocololiyo」で買ったマスクを持ってきました(画像)。つかえるのはもうちょっと先だね。

十二月某日
仕事納め。業務をはやめに切り上げ、早々にボーリング大会へ突入。ヒィヒィ言いながら、全力のスコア50を叩き出す。その後、飲み会を経て、440のシャムキャッツ企画へ寄る。今年の締めとして王舟のライブを非常に見たかったのですが勿論間に合わず(まぁ今日は仕方ない)シャムキャッツを3曲だけ。ライブのエンディング部分だったからってのもあるでしょうが、ぐしゃっとロック。彼らの激しい方面の姿としては、割とベストな感じしました。来年は、また新しい曲をたくさん聞きたいなぁ!(と、こっそりリクエスト)

十二月某日
友人宅で色んな恋愛映画の予告編を見てずしんと落ち込んだりしてから(不毛…)、リキッドルームへ移動。neco眠るのドラマー岡本さんがこの日で脱退&neco自体も暫くライブお休みってことで見てきました。バンドの感じからして感傷的な風にはならないだろうなぁと予想していたんだけど、やっぱりちょっと一区切り感のあるライブで、きゅんとしてしまった。ただ、発展的な空気がすごくあったので、今後が楽しみっす(木下としては、BIOMANドラムで再始動!って案を推しています)。TOKYOの顔なじみに加え、関西のお友達にも会えて嬉しかった。るんるん、るーんと帰宅。

十二月某日
大掃除もそこそこに、COUNTDOWN JAPANへ参加するため海浜幕張へ。到着したら、同行した友人が急遽舞台周りの手伝いをすることになってしまったので、場内を一人でうろうろ。どんどん寂しい気持ちになってしまって、OGRE YOU ASSHOLEを見ながら「みんなには仲間がいていいなぁ!」と無駄に号泣(ちなみに、久しぶりに見たオウガは重心の低〜いどっしりした演奏をしてて、メタルみたいな音像になってたなぁ)。こりゃイカン!と飲酒をしまくり、なんとかハイな状態を作り、2010年のライブはトクマルさんで締め。いい意味で、いつも通りな安定感でござんした。終了後、プチ打ち上げをして、友人宅に沈。友人の彼氏に「木下さん、ちょっと夢みすぎなんじゃない?」と言われ、就寝。

2010/12/23

おしゃまEYE


十二月某日
専門学校時代の友人の結婚式。完全にライブハウスへ遊び行くような感覚で「どうせ10分くらいおすだろう」とタカを括ってテキトーに会場に向かったら、全然そんなことないのね…!(当たり前です)気まずさを抱え入場……。式は良いものでしたし、久しぶりに在った同級生たちが、スピーチ頼まれたってのに酒ヤケで全然声が出ていなかったり、新郎新婦の思い出の写真を見ながら「・・自分がすごく欠けた人間に思えてくる」と涙目になっていたりと、相変わらずな感じで楽し&居心地良し。

その後、白金の山本現代というギャラリーでやっていたcore of bells+小林耕平さんのパフォーマンスをチラリと覗き(感想ちゅうかなんちゅうかな雑文がここに)、最近仲良くしている若者たちとの忘年会@新宿に落ち着く。白子とビール。こっちも居心地良し。

十二月某日
職場の先輩が貸してくれた磯谷友紀の『屋根裏の魔女』を読んでいたら、普通にシリアスな「突然キスされて・・・」みたいなシーンの第一声が、「ちょ、おま」だったことに時代を感じる(“w”が入ってないだけまだいいかー)。

十二月某日
新宿で女の子とたちとごはんを食べた後(言葉に対して敏感なメンバーが揃ったので、ちょっとした言い回しが原因で一触即発!な雰囲気に)、SAKEROCKのワンマンライブを見にキネマ倶楽部へ行く。打ち合わせも兼ねていたのですが、ミーハー魂を炸裂させて全身で楽しむ(キャーキャー)。“ワンマンゆえの幸福さ”っちゅうか、ステージと客席の相思相愛感が非常に暖かいライブだった。終了後、元同僚たちと一杯飲み。ふらりと入った居酒屋が大当たりで、誉めたたえながら酒を飲む。

2010/12/17

感情の副生音


十二月某日
酒の抜けきらぬ体で昼間からよたよたと代官山へ向かい、Sedonaでテニスコーツ+梅田哲也のワンマンライブ「みんなのストーブ」を見る。あちこちに段ボールが置いてあって、その窮屈さを受け止めながら淡々とライブが進んでました。7月に同じ会場でやったワンマン「みんなの氷」の張りつめた空気とは違う、しんとした雰囲気のなか、一番初めにやった新しい曲の、「良かった」って印象だけが残るような泡のような感触にぎゅっと心つかまれたなぁ。「タマシー」の作詞をしたビビちゃんという女の子の歌を聞いたところで抜け、NESTに移動。

なんやかんやで幾度となくイベントをやってきた勘をいかし、「この内容なら20分は押すね!」とヤマをはって向かったら、見事にシャムキャッツを見逃す(駄目じゃん……)。ので、オワリカラ、SuiseiNoboAz、太平洋不知火楽団など「motion組のその後…」みたいなものを全身で感じた後、高校の同級生との忘年会に着地。イカ焼きを食べながら、山崎パンの日雇いバイトの話などでおおいに盛り上がる。

十二月某日
仕事から帰宅後、おみそ汁をすすりながら深夜番組を見ていたら、岡本夏生が「男性と2人で出かけてすることといったら、食事、セックス、“おしょっくす!”」と言っていて、とても面白いなぁと思う。

十二月某日
会社のイベントをnestにて。前より知人からよく名前を聞いていたソンソン弁当箱(仙台で頑張っている若者バンド。「夏の魔物」で話題になっていたTHE WAYBARK然り、東北の方ってこういうロックンロールっぽい感じが今の流れなのかな??)などを見れて満足!ちなみに、ライブ写真を撮っていたら、同じ設定で撮影してるはずの他の方と比べて明らかにブレていて、本格的に「・・アル中か?」と怯える。

途中、イベントをちょびっと抜けて、上の階でやっていた三村京子さんのライブをチラ見。小さい体に真っ赤なSGを抱えた三村さんは、意識的に柔らかい部分、甘い部分を排除したかのような相変わらずの硬派な佇まい……。船戸さん(ふちがみとふなと)、牧野さん(NRQとか)、山口さん(湯浅湾とか)とのバンド編成で演奏された「銀鱈のブルース」(曲名からして、もう……)が、ちょう~~~~~~~~格好良かった!現在進行形の日本の女性ミュージシャンの中で、心から格好いいな~と思う人のひとりです。

2010/12/14

牛歩です。


十二月某日
深夜、某人とあれこれメールのやりとりをしていて、「イベントでボランティアスタッフをお願いすること」について考え、うんうん唸る(それこそ「やりがい搾取」に陥らないために、お願いする側は最大限お礼をすべき………………と思うと、結局バイトとしてお金をお支払するのは1番イインジャネ!?って、な~)。頭が痛くなったので、借りてきた『ブラスト公論』を読んだら、一気に頭が柔らかくなる。30過ぎて友人たちと「小学校から中学校にあがった時に微妙に感覚が変わる“あの感じ”」とかで盛り上がれるなんて幸せよのう・・。

十二月某日
仕事帰りにシャロン・ヴァン・エッテンのライブを覗く(超盛況!)。音源などはほぼ聞かずに行ってみたのだけど、賛美歌みたいなエバーグリーンな歌声と、超煙た~いブルージー・ボイスを使い分けるシャロンのボーカルスタイルにびっくりしつつ、すぐ心をつかまれた。あと、ツアーを一緒にまわったmmmちゃんとの妙に結託したような?感じも、なかなかぐっとくるものアリ・・(すてきな日記が)。終演後、顔をあわせた麓健一氏に開口一番「罵って」と言われ、ぎょっとする。

十二月某日
来週の結婚式にむけ、プリュス・バイ・ショセで靴を買ったり(お、俺的に、奮発…!)、元職場に遊びに行ったり、気になっているイベントスペースを覗いたり、そしてもちろん酒を飲んだり(激安居酒屋で一族郎党大盛り上がり!な集団に出くわしたんだけど、私はだいぶギスギスした親戚関係しか持ち合わせていないので、非常にうらやましく思ったなぁ……)など遊び歩いて、最終的に友人宅でのパジャマパーティーに落ち着く。「パジャマ姿で、ケンタッキーを食べつつ、ガールズトーク♪」というムチムチした企画のはずが、私は「“ビッチ”って言葉が形骸化して、非常にポップな意味合いになってる気がするから、新しい呼び名考えよーぜ!サセコ、とか」などと叫んで、誰よりもはやく寝た(他のみなさんはちゃんとガールズトークしたらしい)。

2010/12/09

思い出なんて勝手に作ります


十二月某日
コリン・タッカーの来日を記念してDOMMUNEでライオットガールの特集をやるというので、こんなことはなかなかねーぞ!と仕事中に作業しながらコソコソ見る。この日出演していたゆかさん(N16)のZINEを持っているので、基本的な知識はあったものの、ゆかさん&ちふみさん(p-heavy)の素朴かつエモーショナルな語り口(慣れぬトーク番組出演&憧れのコリンと接して緊張)に思わずもらい泣き・・・・・(自分よ、仕事してください…)。“riot grrrl”自体は決して有名な概念ではないんだろうけど(私の周りはたまたま詳しい方がたくさんいらっしゃいますが)この日、ちふみさんやゆかさんが(もちろんコリンも!)語ってたのってすっごく普遍的な話な気がしたなぁ。マイノリティ(と思っている)人間にとって、やっぱりカルチャーは救いなんだよなぁとしみじみ思います。

十二月某日
仕事の後、モーニングスのポン太さん主催のDJ会へ己も出演すべく向かうも、結論から言えば3時の自分の出番の頃には爆睡…!そうだそうだ、毎年やってるオッパーラでのオールナイトイベントだって、私は“朝まで起きてること”に必死なんだと改めて思いました(ダメ人間)。5時過ぎに解散後、昼近くまで残ったメンバーで酒を飲み、死にかけで帰りの電車に揺られていたら、「大丈夫ですか」と介抱しつつ体を触りまくる新手の痴漢のような人に遭遇(私ではなく連れが)。


十二月某日
Bushbashでやっていた、名古屋のバンドがたくさん出るイベントを見にゆく。遅刻していったものの、お目当てのシラオカ(すっごく噛みごたえのあるポップミュージック!来年アルバムが出るみたい。楽しみ)とthe act we act、あと久しぶりにasunaさん(画像・この日はお馴染みのおもちゃブレイクコアstyle!)が見れてとても満足。終了後、会場で会った知人の男子に、「きのぴー、一緒に音楽の未来考えようよ」と、その2秒後に「こういうこと言われるの好きでしょ?」と言われ、非常に腹が立つ。

十二月某日
キネマ倶楽部に星野源さんのワンマンライブを見に行く。“恋情”という名のヴァイアスがかかった感想しか出てこなそうなのでここでは特に何も言いませんが、感想を職場のメルマガにちょろっと書きました。

2010/12/02

知人の知人


十一月某日
街を歩いていたらハライタやら寒気やらが落雷のように降ってきたので、その後の予定をキャンセルして帰宅する。ひいひい言いながら地元の駅まで戻ってくると、踏切の隅で、もう胃の内容物もないのかサラサラしたゲロを吐き続けているおっさんがいて、なんか優しくしたくなった。

十一月某日
三鷹の「おんがくのじかん」でmeso mesoちゃん、王舟さんなどをチラ見。この日は完売だったらしく、キャパ30~40といった大きさの会場は人と熱気でむんむん。正直、環境としてはイイもんではなく、、。私も同じようなことやったことあるけど、こういう小さいスペースでのイベントは、最低限の告知以外は殆どしなくていいのだろうなぁと(twitterなどで細かなネタも拡散しやすくなった現状もふまえて)しみじみ思う。

その後、UFO CLUBにぶらりしてシャムキャッツを見る。ベースのバンビ氏が、ずぼんのポケットから可愛い携帯ストラップ(エビフライなど)をじゃらじゃら下げ、ステージにマイボトルを持ち込んでいる姿を見て、なんとなくフェミニンな気持ちになった。ライブ自体は割と正反対な感じ。終了後、春巻きと、空芯菜と、すっぱ辛い春雨サラダと、ビール。幸福。

十二月某日
帰宅すると、母からどこかの新聞に載っていた深澤真紀さんのインタビューのコピーを渡される。どういうメッセージだろう……?と隅から隅まで丁寧に読み、「イライラしても、ヤケ酒するな、フテ寝にしろ」ってことかなと落ち着いたところで就寝。

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お知らせ

12月3日(金)に高円寺のDOMスタでやるDJパーティー的なものに出ます(詳細)the morningsの知性、ポン太さん主催。
単なる飲み会かな~と思っていたら、tacobondsのライブと大橋裕之さんの紙芝居パフォーマンスもあるらしい。お暇な方は一緒に飲みましょうー。花金だぜベイベー。