2011/10/31

十月二十八日/股ゆるふわガール

仕事帰り、久しぶりに聖地・アルプスへ(超落ち着く)。
珍しい組み合わせが揃った感じでしたが、(おそらく4人の共通項であるだろう)日頃のヒューマン・ウォッチング活動を活かし、身近な愉快な人たちの話などする。ちなみに、挨拶する程度の仲だったH兄に「飲み会の席だと魅力的に見える人」の認定を頂く。有り難い。

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帰り道、すごく気分が沈んできて、涙がほろほろとこぼれたりするので、「ウ〜ム、これはPMSってやつかなぁ?」と思う。
こういう女性の生理現象みたいなもの非常に疎いのですが(学べや…)、安易に「心の問題」と捉えない方がいいのでしょう。鬱病に対しても言われたりするけど、「病気だから/適切な処置をしよう」と捉えることが、建設的だったりするんだろな(ちなみに気分は、寝たらアッサリ回復したのであった……完)。

十月二十七日/“大”悪魔

nestで会社のイベント。トーンの揃ったラインナップになったおかげか超盛況(ありがとうございました!)。テッパンの蓮沼さん、+初めてライブを見た世武裕子さんの想像以上の振り幅の広さには、ガツンと、素直に、格好いいなぁと声が漏れました。


ちなみにこの日、久しぶりにあった友人に、「太ったね(その通りなので、ここまではいい)、見苦しいよ(…!!)」というコメントを頂き、とても大事なことなので、ここに記しておきます。

十月二十五日

給料日!yes!

早速、高円寺の居酒屋「いっき」(「音楽業界で働く女子」全般を心配してくれる優しい店主がいる店)に行こうとするも、夕方過ぎにtwitterを見ていたら「本日はお休みします」のつぶやきが流れてくる。うああぁ〜ざんねんだああぁ〜〜と思っていたら、どんどん仕事の効率が悪くなってゆき、結果、会社泊。

夜遅く、もそもそと寝袋(先輩ちゃん私物)にもぐりながら、「いやしかし、仕事抱えて帰って、作業途中に寝落ちして、寝坊気味で起床………というパターンよりは遥かに楽だなぁ」という結論に。風呂はいらなくても全然平気な自分のスボラさにも感謝。

2011/10/26

十月二十四日/政治の季節


テニスコーツ&ジャド・フェア「エンジョイ・ユア・ライフ」、ケースを開いた時のときめきったら!

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夜、家で粛々と仕事をするつもりが、ついついユープケッチャに寄ってしまった。

そこで、麓健一に久しぶりに会えた。麓さんと話していると、彼と私の心が通じ合っているような気分に、とてもなる。それはまぁきっとオメデタイ勘違いなのだけど、そんな気分にさせるところが氏の憎いところであり、魅力的な部分でもある。

十月二十二日

知人に渡しそびれていた誕生日プレゼントを渡す。
「木下も誕生日までにほしいもの考えておいてね」と言われてふっと頭に浮かんだのは、「ドライヤー」「体重計」「自転車の空気入れ」の3つでした。

昼過ぎ、それまでの雨模様から急に天気が回復したので一瞬帰宅。ばばーーっと洗濯物を干して、焼うどんをぺろりとたいらげ、オーロラのレコ発@オルグに向かう。

共演のアニス&ラカンカ、泊、Alfred Beach Sandalの気持ちいい流れを受けて、トリの、オーロラ。実はライブは初めて見たのだけど、いやはや、むちゃくちゃ素晴らしかったです!川端稔さんの、味わい深い…以上の言葉がみつからない(誉めてます)脱臼した歌と、竜巻のようにあらわれてその場の空気を変えてしまう、生命力に満ちあふれたサックス。いいなぁ、とてもいいなぁ!ってライブを見ていたら、会場の端で、肩を大波のように揺らして楽しそうにオーロラのライブを見るミシオさんの姿が目に入って、すっごく胸が熱くなった。

2011/10/25

十月二十一日/いわゆるそういう仲

夜、いてもたってず会社を飛び出し、チャン・ギハの来日公演を見るべくEASTへ走る。

この日は、共演もキセル、怒髪天と非常にいいメンツだったのですが間に合わず(残念)。チャン・ギハが数曲やったところに飛び込んだ感じでしたが、とっても良かった!
国内盤がリリースされている2枚のアルバム、そして前回の来日公演もチェックしているアーティストですが、それでも去年ライブを見た時は、「韓国の/インディーズで非常に人気のある/ロックバンド」って珍しさに惹かれて、ドンナモンジャイと見物に行った感じが大きくて。今回でやっとフラットに、世界的に見てもおそらく希有なバンドによるロックショーを楽しむことができましたよん。



ライブ後、居酒屋のキャッチに珍しくのってみたら、痛快なまでにぼったくられる。その後、ノリで終電を逃してみるも、イマイチ盛り上がらず。明け方、爆睡したS兄を山家に捨て、ひとり帰宅。

2011/10/24

十月十九日

夜、S崎さんが誘ってくれたので、仕事を捨ててLOVE ME TENDERのライブを見に行く。

ele-kingのインタビューがなかなか強烈で、どんな脳みその溶けた人たちが・・・と謎にビクビクしながら会場のFeverへ向かったのですが、待ち受けていたのは夜の空気が濃厚な大人のシティポップ!生まれて初めて「ラグジュアリー、ってこういうこと?」と思ったリッチ感。ボーカルの女性がシミーズ(死語?)姿でドラムを叩いているところも含め(?)非常にクールなグループでしたよ。また見たい。


帰り、某誌の取材でユープケッチャに愉快な仲間たちが集っているというので顔を出す。…が、思ったより取材が長引きそうだったので、ウーロンハイ2杯でおとなしく退散。なんだかさみしい気分になってしまって、ベルベッツ口ずさみながら家まで歩く。

2011/10/20

十月十七日/ヤダ味

お昼ごはんを買いにいったついでお金を下ろそうとしたら、残金が932円であった(※給料日は月末です)。

しまったなー・・と頭を抱え、その旨をツイートしたら、優しい友人がお金をくれるというので、少し早めに会社を出て無力無善寺へ寄る(ちょうど、H Mountainsのライブが終わったところでした)。知った顔が何人かおり、高円寺駅の近くにある飲み屋「いっき」の店主などと「モテキ」トークをさっくりする。

家までの道すがら、その話を反芻しながらいろいろ考えてしまう。非モテトークは私もなにかとしてしまいがちだけど、弱者であることを武器にすり替えること(a.k.a ルサンチマン!)はなるべく避けなければなぁ、と。決意も新たに、「誰も傷つけない、誰も不快な思いにさせない、そんな喪女になる!」と、深夜の住宅街で空に向かって叫んだ。

2011/10/19

十月十六日/遠出中(2)

名古屋に、いる。


朝、ブラジルコーヒー(最近、ちょこちょこ音楽系の人から名前を聞いていたライブもできる喫茶店)でピザトーストを食べた後、舞鶴公園で昼寝。先月、上海に行った時も自由時間に入って真っ先に昼寝場所を探した俺………旅先での睡眠LOVE!(東京でやれ)

ちょっと調べたいことが浮かび上がったので、寝ぼけ眼で昨年の自分の日記を読み返したら、時間が有り余ってる感じ/インプットを積極的に持とうとしてる感じ/感受性が研ぎすまされてる感じ…に泣けてきた。横にいた知人に「今とは正反対の生活をしていて羨ましい」と伝えると、「まぁどっちもどっちなんじゃないの?去年の自分だって、“ただ感受性が強いだけの暇な人”…だったかもしれないし」と返事が返ってきてビックリする。ものは考えようだなぁと、頭の柔らかい人がそばにいることに感謝する。

名古屋の皆さんとごはん、街歩きなどした後、夜はハポンでライブを見た。


この日は、ジョンのサンの新しいアルバム『No, Sir』の発売を記念したものでした。

東京でもよく見ているシャムキャッツが、今度出る新譜の曲と並べて、1番最初のアルバムに入っている「りんごのうた」という曲を久しぶりに演奏していた。「りんごのうた」の、ひとり夜道で口ずさむのにピッタリなメロディの良さ。最近の曲は、そういう部分では少し劣るかもしれないけど、バンドで演奏した時に、もっとぐちゃっとした猥雑な格好よさがあるなぁと思う。

ジョンのサン、相変わらずとても独特の雰囲気を持っていて、なんとも言葉にし難いのですが、計算や、意図して「こうしよう!」みたいなものとある程度距離のある音楽。いわゆる即興とも違うけど、人が集まって生まれる偶然性に委ねてる部分が多分にあって、シャムキャッツとはまた違う「バンド」(もっと素朴に言うならば、人が集まるということ)の魅力だなぁと感じました。

トリはシラオカ。長尺で、ゆ〜っくりと立ち昇っていく姿が、いつ見ても美しい。12月にシラオカのCD発売記念ライブを企てているので(後ほどアナウンスしゃす!)メンバーさんたちとその話などもワヤワヤとして、解散。そんな訳で、週末に相手してくれた皆さん、どうもありがとうございました!

2011/10/18

十月十五日/遠出中(1)

日付が変わる前に、脱兎のごとく会社を脱出。高速バスに取り込み、西の方へ向かう。

朝、京都に降り立ち、とりあえず銭湯。美容に対してパンク精神を持っているので、自ら進んでボロボロ&グシャグシャな体でいようとしてしまう傾向があるのだが、約1年ぶりにドライヤーを使用して、おおいに感動。「ブローした髪の毛っていいわねぇ」という気持ちと、元からのパンク精神の狭間で超揺れる。

銭湯後に適当に入ったファーストフード店にて、ドッと疲れが降臨し、そのまま4時間ほど気絶。京都の片隅で屍と化し、完全なるスロースタートを決めてしまったが、その後、なんとか知人たちと合流。(私の周りでは有名な)自宅に遠方からライブに来たミュージシャンたちを迎え入れている某さん宅でごはんを頂く。これまでに泊まりに来た人たちがメッセージを残す宿泊簿みたいなものがあったので、ぺらぺらとめくっていたら、知人たちの書き込みもたくさんみつけたのですが、王舟であったり、oono yuki氏であったり、mmmちゃんであったり、、、大人になってから知り合った人たちの文字はどれも初めて見るものばかりで、ちょっとくすぐったい気分になったり。


散歩がてらふらりと観光して、さっそく電気屋でドライヤーを選んだり(東京でやれ)(ちなみに、世のドライヤーたちのフォルムがどれもぶさいくで、絶望的な気分になった)、バスに乗ってまた少し移動したり、夜ご飯にピザを思いっきり食べて、ばたん!と寝た。

2011/10/17

十月十三日


代々木上原にて、レモンシュカッシュをすすりながら打ち合わせ。
公私ともに仲良くしているお姉さんが「(次のステップに向けて)自分が本当は誰に着いていきたいのか、真剣に考えた」と言ったのが、頭にズコーーン!と刺さってしまい、しばらく動揺から抜けられなかった。


夜、パーティー的なものに参加し、上記の話を「まぁ、私は仕事に必ずしも“やりがい”が必要だとは思ってないのだけどね」という一言を付け加えて話したら、某ネットアイドルから「そういう発言をする人ほど、やりがいに捕われてるもんだよ」と言われてしまう(ドキリ!)。

そうか、そうね、そうかもねぇ…とぼんやりしていたら、3時頃まで深酒してしまった。

2011/10/13

十月十二日/アクイとの戦い


原稿がどうにも終わらないので会社泊。朝、来世では文章と関係ない仕事に就きたい、と思いながらの寝袋就寝。

夜、さすがに少し早く仕事を切り上げて帰宅。
実家に帰った時に持たされたさつま揚げをつまみながら、図書館で借りたしまおまほ「ガールフレンド」を読む(タクシーに乗っていたら、街中で友人を発見。目の前に止まり「乗る?」と声をかけたら、「まほちゃんって、神様みたい・・・!」って感動されたというエピソードが気に入りました)

一人暮らしの娘に「なんか持っていきなさい!」って渡すのがさつま揚げって、生活(料理しない/酒飲み)がバレてるなぁ…などと思いながら、10ページほど読み進めたところで意識が断絶。倒れるように、寝た。

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ずぅっっと気になってた「惑星のかぞえかた」の音源が!!!

2011/10/12

十月十一日/しばらくひとりでいたい


仕事がデッド(そして、驚くほどに消化出来てない!)+伯父の訃報などがあり、バタバタしていたここ数日。

●珍しく外回りばかりの1日が出現。営業“受ける側”の仕事ばかりしてきたので、色々とスマートにこなせず落ち込んだものの、「俺はッ、常にマイナスからのスタートッ!」とつぶやいて自分を励ます。

●ふとしたきっかけで「仕事って、続けていけば続けていくほど楽になるのかなぁ…?」なんて考えていたら、自社サイトのインタビューに同じようなことが書いてあった。

●85年会に顔を出す。とりあえず、前回の同じ集まりで知り合った田村くんがdOPPOの新しいPVを手がけていたことを知る。少し寂しげなクリーチャーたち、dOPPOの曲にとてもあってると思う。

●喪服を買う。今まで色気のない安スーツでその場を凌いできたんだけど、私もイイ歳ですし…と伊勢丹に出かけたら、まったく手の出ない価格で落胆。ほんと、歳だけ取ってる感じがする…。

●お葬式。秋晴れの多摩霊園。ばっちりと、システマチックな流れが組まれていて、悲しむ隙間ナシ。切ないけれど、ちょっぴり気が楽だなぁとも思ってしまったり。

●母校にて、図々しくも講義(就職講座的なもの)。なんやかんやで小心者なので、居眠りの子がいたら泣いてまうな…と思っていたら、平成生まれの皆さん超まじめ。がっつり聞いてくださる。恐縮&恐縮しつつ、ナニゴトにも裸一貫でぶつかり、自分は失敗ばかりしてきたので、「こういうことをしておくと、後です〜っごく楽になりますよ」という話をなるべく面白おかしく語ってきた。お役に立てたのか…心配心配…。



しんどくなってくると同じ曲を100回連続で聞いたりする傾向にある。先週の1曲。

2011/10/06

十月三日


カロリー計算習得への意欲に満ちあふれている、秋。

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夜遅く、お金を頂きに下北沢へ(身も蓋もない表現ですが…)。
仕事への愚痴をぶうぶう漏らしていたら、とあるPAの女の子(感情直球型のすてき女子)に「次は何になるの?」と3回聞かれて、3回とも答えられなかった。ダセェ…。彼女の言葉を借りるならば、私は「消去法でもいいから自分が何をやりたいのか決める」べきなのかもしれない。うーーん、と考え込んでいたら頭が固くなったので、永井豪のえっちマンガセレクション(自由!)を読んでから、落ちるように寝た。

2011/10/05

十月二日/イッツ・ア・スモールタウン事件

社内のサイクリング企画で、けっこうな朝っぱらから茅ヶ崎へ。

若干の遅刻で茅ヶ崎駅に到着し、とりあえず社長に電話すると第一声が「すごいね」。???と思いながら指定された喫茶店へ行くと、まだ2人しかおらず、、、。どうやら幹事がダイナミック遅刻をきめ、遅刻の人も多数とのこと。今日はもうナシでいいかなと、集まった数人でしらす丼を食べる(生より釜揚げLOVE)。同僚の車で東京まで戻り、あわや会社解散!?となったのをなんとか直前で阻止。ふしぎな時間の過ごし方でした・・・。

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夜、Alfred Beach Sandalのレコ発イベントで440へ。
この日と同じ440でビーサンの自主企画があったのがちょうど半年前。その間にアルバム「ワン・デイ・カリプソ」がリリースされて、いつもの気のいい仲間たちだけじゃなく(ここのサポートも非常に大事なんだけど!)、お客さんがすごーーーく増えてた。彼のアルバムが色んな人に受け入れられたってことを、具体的に感じることができて、とりあえず会場の雰囲気だけでグッときてしまう(完全なる老婆心)。

ライブ本編は、レコーディングメンバーがゲストとして出たり入ったりのとても賑やかなものでした。個人的なハイライトは、アルバムの中でもひときわ枯葉な雰囲気をまとった名曲「南部」。サポートのえんちゃん(サックス)と伴瀬さん(ギター)の寄り添い方もすっごく絶妙で、日が翳ったような照明まで、心の中で「マーヴェラス!」とガッツポーズをきめてしまいましたね。良かった良かった。



帰宅後、こたつを出したので記念に床で寝る。

2011/10/03

十月一日/愛がヤバいのはデフォ


市川春子さん新刊の切なさに耐えきれず、ふて寝して過ごす。

夜、ガバリと起き上がり、てくてく歩いてASOKOに行く。大阪の友人などが来ていたので、しばし談笑。「現実」という名前で呼ばれている男の子(彼の話になると、「現実が来ないなぁ」とか妙に詩的な雰囲気が漂う)が、麻婆豆腐とさんまの蒲焼きを作ってくれた。

その後、近くで行われていた飲み会に少し顔を出す。いつも話に付き合ってくれるS兄、いつも話に付き合わせているBさんを相手に、久しぶりに喪女ネタをスパークさせ、結果、泣き叫んで退場(最低……)。好きな人と付き合っても結局自分は変われないのだなぁと、けっこう絶望的な気分で帰宅。

九月二十九日

母より、「そろそろ、今の会社に入って丸1年ですね。2年目は何を目標にしようかって、いろいろ考えてるんじゃないかな。ちなみに私の時は…(ここからが長文)」とメール。
うん、すごーーく、すごーーーーーーく、考えてるよ、と思いつつ、どうにもうまく返信が打てず。

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会社のイベントがあり、半日をnestで過ごす。
リハに遅れてきた方がいて、はじめ連絡もつかなかったので心配していると、舞台周りのスタッフさんから「その人はどんな人ですか?」と声をかけられる。「……とりあえず私の知る限りでは、“イイ奴”って感じですねぇ」と答えると、「だとしたら、寝てる可能性が高いですね」とスタッフさん。まさかぁ、と思っていたら、まさにその読み通りであることが判明し、プ、プロの仕事を見た…!という気分になる(他にも見るとこあるだろうよ…)

フジで見て気になっていたラキタのライブを改めて。非常にチャーミングなボヘミアン!ちょっち追いかけたいなぁと思います。