2011/12/31

十二月三十一日/今年もありがとございました。


大晦日である。実家にて、嵐(紅白)の格好よさにシビれて、痙攣しながら今年を振り返っています。


2011年は、とにもかくにも、ひたすらに仕事をしていた1年でした。

新しいことをたくさん体験させてもらったし、忙しくしながらも、桜台poolで久しぶりに純粋な個人イベントやったり(ここ数年の中でも、ベスト・オブ・ベストな内容!本当にやって良かったーー)、半年くらいかけてTONOFON FESTIVAL@航空公園のお手伝いさせてもらったり(これまた私が担当するのは恐縮過ぎる超門外漢な分野を担当……。新しいこと、たくさん知りました)、シラオカのレコ発@幡ヶ谷フォレストリミットをセッティングさせてもらったり(今年の最後をあんな盛況のイベントで締めくくれて幸せだった!)、“伝説の”イベント『弾き語りチャンピオンシップカーニバル』の第2弾をやったり・・・プライベートも十分楽しんでいたように思いますが、じゃあなんでずっと日々イライラとしていたのかな?と振り返ると、「CDを買い、ライブに行く」という、どんな環境にあってもずっと続けてきた、自分のとっての“日常”に一番遠ざかってしまったからだと思います。

とはいえ、これも私の力量次第。「来年は、仕事もプライベートも両立しちゃるぜ!」……と、つい数週間前まではこんな普通のことを考えていたのですが、今年も残すところ4日のタイミングで言われた二言。

「きのしー、明らかに無理して社会人やってるところが面白い!」(隣の会社の取締役さんより…)

「木下、お前中身が空っぽすぎんだよ!来年からどうすんだよ?」(知り合いのライターさんより…)

上記発言により、完全に来年の方向性を見失いました。

そんなわけで現在の心は極北ですが、とりあえず今年、変にナーバスになりすぎず毎日を過ごせたのは、阿佐ヶ谷Rojiクルーをはじめ、遊んでくれた皆さんのおかげです。お友達が増えて、ほんっとに楽しかった!心からの感謝と、来年も懲りずにお付き合い頂けたら嬉しいです。サンキュー&どうぞよろしくお願いします!

おそらく、勝負の年になるであろう来年への恐怖に震えながら、今日はもう寝ます。それでは皆さま、よいお年を!

2011/12/28

十二月二十八日

最終営業日。
大掃除をかまし、年内ラストの会議。社長からの「ベストワークは?」の問いに、「対外的な仕事で、満足できたものはありません…」と弱気な返事を返す相変わらずの不良社員 a.k.a 俺。

納会として、大射的大会(不注意から上司の女性に弾を当てた)〜飲み会。前日あまり寝てない+年末のせいか「飲み物のオーダーはすべてピッチャーでお願いします」と言われたので、ウィスキーをピッチャーで頼む&痛飲のコンボで、早々に離脱。逃げるように帰宅し、文字通りバタンQする。

十二月二十七日/やさしいもったいない

実際の営業日としてはほぼ年内ラスト。いつになく俊敏な働きを見せ、「タイムリミットさえ決まってればちゃんと仕事できるんじゃねぇかよアホーー(;▽;)」と最後まで自分にガッカリする。

いろいろ片付けて会社泊。来年発売される「m」で始まるシンガーソングライターの新しいアルバムをゆっくり聴き、平社員3人でコの字型になって就寝。

十二月二十六日

今年の仕事もラストスパート。

死ぬ気で片付けてやるぜええええええぇぇ、と思っていたものの、夜、忘年会へ行くという上司に「きのしーも行こうよ」と誘われ、アッサリお言葉に甘える(酒を前にした時の俺の忍耐力のNASA・・・・・)。

前々職自体から付き合いのある皆さんと、渋谷の名店・魚や(ととや)で飲み。近況報告+色んなバンドの話など。音楽業界について、色々思うことはあるけれど、「仕事を続けたい/頑張りたい」って気持ちと、例えば結婚したり、子供を作ったりっていう人生が共存できないのだとしたら、やっぱりそれはイカンよなってことを考える(一番はじめの職場に嫌悪感を持ったのもそこだったので)。

1時間ほどで会社に戻ってみるも、ほろ酔いでどうにも仕事に集中できそうになかったので、雑務を片付け、前髪をバッサリ切って、終電で帰宅。

十二月二十五日/more issy!

コレのためにテレビを買った!という「明石家サンタ」を寝オチで見逃す。起床後、絶望の気持ちを抱えながらショートケーキを貪る。


夜、ceroのワンマンライブ@渋谷WWWへ行く。
今年1月に初の正式音源をリリースしたとは思えないほど、ceroにとって今年は躍進の1年だったように思いますが、この日も超盛況!間に余興(…と呼ぶにはクオリティーの高い)クリスマスソングメドレーを挟みつつのたっぷり二部編成でした。

「武蔵野クルーズエキゾチカ」「21世紀の日照りの都に雨が降る」みたいな陽気な曲を中心に構成された一部、「マクベス」「大停電の夜に」みたいなミドルな曲を中心に構成された二部と、くっきりテイストを変えた内容になっていたのですが、この日特に圧巻だったのは後者。「大停電の夜に」は、震災が起こって、奇しくも増してしまった楽曲の説得力…というのがひとつあると思うんだけど、この日改めてこの曲を聴いてたら色んなことがフラッシュバックして、「感動」とはまた違う、「佇むしかない」という気持ちに心が占領されてしまった、、。色んなイベントがあり、迷った日でもあったのだけど、行って良かったです。

終演後、K社長に挨拶&赤面必至な恥ずかしい事態に陥り、クリスマスの渋谷を逃げるように去る。

十二月二十四日/テキサスい


1時頃、3ヶ月ほど開封していないツタヤディスカスの封筒を発見。『冷たい熱帯魚』のDVDが入っていたので見てみたら、予想以上に恐くて泣く。完全に「オバケが恐い」みたいな感情で泣く。でんでんが神楽坂恵ににじり寄るシーンは、「“ボディタッチ”がどんどん確信に迫っていく」様子がいやらしいなぁと、少し興奮する。

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友人の誕生日プレゼントをネットで選んでいたのだけど、なかなか決まらない。実際に店頭で見てみるか、とルミネ的なものに行ってみたところで、普段より華やかなお客さんたちの姿に「そうえいば、今日明日はクリスマスか!」と気付く。

夜、阿佐ヶ谷で焼き肉をたらふく食べる。幸せな気分になった。

十二月二十三日


自分へのクリスマスプレゼント☆※♥!


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祝日。
泥のように昏睡し、バーンイーサンで昼飯を食い、なぎ食堂で来年についての軽いお喋りを交わし、クアトロで二階堂和美さんのライブを少し見て、吉祥寺で高校の友達の結婚を祝う飲み会。

友人たちに少し原発の話をしてみたのだけど、「興味がない」「特に問題だとは思ってない」との返答。「無関心が最大の敵だ!」という言い方もあるけれど、いざ目の前でスッパリそう言われてしまうと、予想以上に言葉が出てこなかった(呆れてる、とかじゃなくてね)。私も元々はそうで、たまたま、本当に偶然、周りから影響を受けるような環境(あと、お友達というわけではないけど、ぽえむさんの毎日のRTで意識が結構変わりました)にあって、どんどん気持ちが変わってきた軟派な人間である。だから、おそらく原発云々よりも以前にある「このご時世、長生きしてもなぁ」みたいな気分って、今でもかなり共感してしまうところが、あったり、する。

(中途半端にこういう話をするのも微妙ですが、なんとなく忘れたくないなと思ったので。備忘録として)

十二月二十二日

取材、合間にたらこスパゲティ(特盛)、取材。
ふたつのいい現場に立ち会うことができて、「インタビューって実のところ、ライターの器量というよりは、人間同士の相性の問題かしら?」と前向きにそんなことを考える。

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この日ばかりは仕事をはやく切り上げ、YOMOYAの解散ライブへ。YOMOYAを見始めた10代の頃(7年くらい前かー)、「ライブでの電飾の飾り付けは好きなバンドの影響」と聞いて、なぜかそれを“じゃがたら”だと思い込むっていうわけのわからん勘違いをしてたなー(マジで意味不明…)と思い出に浸りながら会場へ向かう。


開演には間に合わなかったため、ぎゅうぎゅう(完売)の客席の一番後ろで押しつぶされるしかなく、あまりガッツリ見れたわけでもないのですが(すまん……)個人的には、解散ライブというより、お客さんの雰囲気含め、すっごく楽しいワンマンライブでした。山本さんが満員のお客さんを前に、「YOMOYAを続けてきたの、無駄じゃなかった!」ってとても楽しげに言っていたのが印象的&ぐっときた。お疲れさまでした。

好きな曲も聴けたし、友達にもたくさん会えて嬉しかった。終演後、ケータリングとして出されたペンネをむさぼって帰宅。

十二月二十日/少女漫画家志望の女たち

昼間、下北沢で取材が1本。
公私ともに仲良くしている同業ちゃんの半生を聞く、という風変わりなものだったのですが、「10代の頃からプライベートを最も優先してた」というのが私と全く同じで、バンギャ・シンパシーをひしひしと感じる。

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深夜2時頃、ルームメイトの部屋から大爆音でかなりビートのきいた音楽が流れてくる。

思い当たるフシはいくつもあるので、「ごめんなさい…ごめんなさい…」と懺悔の気持ちで眠る。

十二月十九日

堅〜い取材が1本。度々訪れている場所なのですが、スーツ不所持の私としては、そろそろ正装のバリエーションがなくなってきた(木下お馴染みの“カジュアル派ゆえの絶望”である)。

夜、お仕事繋がりで、ゴシック系のニューウェイブなバンドのライブを見る。ライブ自体もですが、モード&モノトーンでキめたお客さんたちは、ルックスもライブの楽しみ方もちょうクール…!この日みたいに外的要因から畑違いの音楽の場に行くの結構好きなので、キョロキョロ楽しむ。ビールとジントニック。

帰り、家の近くのお店でハートランド1杯。またもや友人の父とお喋りして帰宅。

2011/12/27

十二月十八日


昼間、前日に続き後輩くんから仕事の相談を受ける(モテキ…?)。
20代も半ば、みんな次のステップに悩むよなぁ(私もちょう悩んでいるし)と考えながら、真っ昼間のつぼ八が超混んでいたことに地味に衝撃を受けた(団体客もワッサワッサ!ファミレス的使い方なのでしょうか)。

後輩くんと別れた後、本能に突き動かされ幡ヶ谷へ。フォレストリミットで行われたホライズン山下宅配便のワンマンライブを見に行く。

この日は、ホライズンがこれまで発表した172曲(正確にはもっとあるらしいのだけど)の中から、人気投票でトップ10に輝いた楽曲を演奏するイベント。オープニングにAlfred Beach Sandalによる「トップ10からは漏れたけどいい曲」カバー、ホライズンによる「トップ10からは漏れたけどいい曲」の演奏を経て、いよいよ上位10曲をランキング形式で披露。

とにかく曲が進むにつれ、うなぎ上りで盛り上がっていく会場…!ナンバー1に輝いたのは予想通り迷曲「期待」で、会場の動けるスペースをフルに使い観客総出で「期待ダンス」を踊る(ちなみに2回)。倉林さん作曲というのも納得のミニマルなフレーズに乗せて、一心不乱にダンス。イベントが終わった時には汗だくで、不思議なカタルシスが心に残る、、、。ホライズンのことを「フランク・ザッパの意思を受け継ぐバンド」と紹介しているのを読んだことがあるけど、確かに「音楽」というよりはもっと大きな表現なのかもしれない……とかなんとか考えながら、帰りの電車の中で会場で貰った冊子を読んでいたら、メンバーの黒岡さんによる「伝えたいのはセンスなんです」の言葉が目に入り、妙にしっくりくる。



ちなみに、個人的に1番好きな曲は「ンドゥールのテーマ」です。

2011/12/24

十二月十七日

昼、なぎ食堂にて同業の女の子ちゃんから仕事の相談を受ける。
自分のやりたいことに突き進むのももちろん良しだし、この日話を聞いた彼女の「自分が何をできるか/求められてるか」について必死に考えるというのも、ひとつの才能だなぁと思う。

その後、近くで高校の友人たちが共通の知人への結婚祝いを選んでいたので合流してみる。
開口一番「木下ァ、当てのないウィンドウショッピングって超疲れるよう!(涙)」と言われた通り、めちゃめちゃ疲労(ブツも決まらず…)。帰宅したら即バタンQしてしまった。

十二月十六日/センス悪いホーム


来年も頑張ろう、と地底からやる気が沸き上がってくるようなメール。

・・と同時、やはり私は「自分の成長」が1番大事なのだなとも思ったり。

十二月十五日

今年最後の会社のイベント。そして、痛飲…。

久しぶりにライブを見た荒川ケンタウロスが、数ヶ月前と比べて超たくましくなっててビビる。演奏も音も、まずメンバーの動きが柔らかいし。

ベースのM君とは5年くらい前にmixiで知り合い、飲み友達に(主に国分寺で交流)。その後、しばらく連絡を取らないうちに彼はバンドを始めて、私も働いたり遊んだりを繰り返した後に今の会社に入社。そして、気がついたらお仕事で彼らのプロモーションのお手伝いすることに・・という不思議なご縁を(勝手に)感じている存在です。

荒川は8月にCDをリリースするまで、正真正銘“無名の新人”であったと思う。それが、当初予想していた以上にたくさんの人に受け入れられて、ライブの力って面で言えばまだまだ未熟だったバンドが、そんな周りの状況に引っ張られて急速に成長してる。……決して珍しいケースではないけれど、その渦中(真っ最中!)を目の前で見たら、深くにもウルっとしてしまった。


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twitterを見たり、ブログを読んだり、周囲をぐるりと眺めたりして、「嫉妬って、根の深い感情である(あなたにとっても、私にとっても)」と何度も思った1日でした。

2011/12/21

十二月十三日

朝イチ、東中野で某映画監督と打ち合わせ。
ノンストップのお喋りに脳みそをぐいぐい刺激されて、飲めないコーヒーをぐびぐび飲んでしまう。湯水のようなインプット、面白いし、羨ましくもある。

打ち合わせ終わり、非通知の留守番電話が入っていることに気付く。結局イタズラ電話だったのですが、「○○(本名)さんの顔見ながらセンズリこいてるよハァハァ」的なメッセージが残っていたとツイートしたら、何人かから「モテキ!」とリプライが飛んできた(これが噂の・・・?)。

夜、打ち合わせで会った元同僚とお喋り。お互い気にかけているとあるバンドの話になり、私が弱気な姿を見せたら、真っすぐな瞳で「大丈夫、俺が売るから」と言われる。正直、惚れそうになる。

2011/12/20

十二月十二日/ジャマイカ音楽をガチでやるってことは、緩くなるってことだ

深夜、会社から最寄りの駅まで100m25秒の駿足で走り、終電に飛び込む。

さすがに疲れたなぁ…と、弱気な気分で家に帰ろうとしたら、途中で偶然会ったご近所さんから、以前山で遭難した話を聞く。大の男2人が、真っ暗の山道を“電車ごっこ”状態で下山したという話が微笑ましい。一気に元気になる。

十二月十一日


文明開化が訪れたので(テレビ)、朝から視聴に熱中。「なんやかんやで、やっぱり広告の王様はテレビやぁ!!!」と叫びたい気分になってくる。

しかし、このまま1日を終えるのもどうかな?と思い、外に出る。図書館へ行き、カレーを食べ、色々あった末になぜか「タンタン」の映画を見ることに。初めて、いかにも3Dっぽい映画を見たので、完全に“アトラクション”として楽しく鑑賞。面白かったっす。

タンタンの動きを追っていたら、だんだんと胸にトキメキが芽生え、これは何かの感情に似てる……?と考えていたら、工藤新一への想いに近いということに気付く。頭脳明晰/スポーツ万能の俺様主義、かたやプライベートはちょっと鈍くて淡白………理想の男性じゃ!

2011/12/13

十二月十日


乍東十四雄のワンマンライブ@晴れたら空に豆まいて、を見に行く。

良かった!とても良かった!空間として、とても良かった!!!
私が日頃見に行ってるアーティストだと、あまりワンマンをやるってこともないので忘れてましたが、ひとつのバンドと、それを目当てにしているお客さん………、シンプルで、そしてなんて幸福な場所なのだ!としみじみ感じました。乍東十四雄を楽しむと共に、もっと色んなワンマンが見たくなったよぅ、アオ〜ン!(上機嫌)

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給料が上がったので、えいっ!と思い切ってテレビを買う。約1年ぶりの、チューボーですよ。文明開化!

十二月九日/ちゃらほっこり

昼間、半年くらいかけてお付き合いをしているアーティストさんに取材。

文字通り「半年かけてドキュメントさせてもらった」存在でしたが(…いや、まだ最後の原稿書きが残ってますけどねゼェハァ・・)、結局最後まで私が本当に彼女に興味を持てたのかはよくわからなかったなぁ、なんて不真面目なことを思ったり。

こういう瞬間、結局私は自分の関心のあるもののことしか考えられないのかと、今の仕事を続ける自信が、わかりやすくガクン!となくなる。その証拠に、私は目の前で悩む彼女よりも、その横でそんなアーティストのことを必死に必死に考えるスタッフの姿の方に、おおいに関心が向いていたのでした。うーーーむ。

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夜、会社の歓迎会。「メディアアート的視点から語る下ネタ」という、何ぞそれ?な話題をBGMに黙々と白ワインを摂取していたら、思ったより酔っぱらってしまった。

2011/12/12

十二月七日

めくるめくpptワールド(魔境)にまきこまれ、浜田真理子さんのライブに行けなかった。ファミチキとコーンパンをやけ食いしてみたら、胃がデッドな状態になったので、普段より手前の駅で下車。歩いて帰る。

1杯飲んでくか、といっきに寄ってみたら、長年(勝手に)ライバル視していた女子と遭遇。(これまた勝手に)想像していたよりもずっとくだけた人で、イメージがガラリ!と変わる。

知人と黒田硫黄やいましろたかしの話で盛り上がっていたら、「そういう面白さを求めるなら、ドストエフスキーとか読めばいいじゃない。私は漫画だったら『バキ』が好き」という発言と、「(「最近、何か悲しいことはあった?」という問いに対して顔をぐしゃーっとさせながら)あったよぅ、放射能とかぁ!」という発言が、良いなぁと思った。

十二月五日/The Sun Rise

仕事をちょっと抜けて、eggmanにて新譜が素晴らしかった踊ってばかりの国のライブを見る。
非常に皮膚感覚でライブをやってるように感じたのと(レコ発だったのだけど、ほぼアルバムの曲だけを、作り込んだ構成するでもなく、さらっと演奏して帰る感じとか)、お客さんが縦に乗るでも横に揺れるでもなく、ステージにじいぃっと強い視線を向けていたのが印象に残った。ビールを2杯をぐいっと飲んで会社にバック。

帰りにrojiに寄ったら、知人がコースターの裏に“ベスト3”形式で今年の総括を書いていたので、真似てみる。しんどかったことなどをつらつら綴り、「落ち込んだりもするけれど、私は元気です」と、とりあえず締めておく。

2011/12/09

十二月四日/「ですよね」


快晴(冬の空、といった感じ!)、昼間から渋谷へ出かけ、なぎ食堂の新イベントシリーズ(?)「lunch meeting」で受付などを手伝う。

この日は、hara kazutoshiさんとシラオカ小池さんがソロで共演。正直、バッチリ!な組み合わせだと思いました。
小池さんソロ、シラオカとものすごく音楽性が異なるわけではないのだけど、当人の実はお調子者?、実はひょうきんな?人間性が色濃く出ていて、非常にユーモラス。ガットギターの一弦が(ああいうもんなのか、はたまた弦が古いのか……)ぼよよよ〜〜〜ん……と響くのも、妙に雰囲気とマッチしていてとても良かったです。

ライブ後は、haraさん、小池さんを並ばせて公開インタビュー(同じ質問を2人に投げかけ、答えを「せーの、ドン!」で言うというもの)で盛り上がるなど。ライブ2組+お楽しみコーナー(インタビュー)+ごはん、という非常にお腹いっぱいなイベントでした。

(ちなみに……余談ですが、ドリンクを手伝ってて地味に衝撃を受けたのが、みなさん昼(14時〜)のイベントでは、結構酒を飲まない!!ということ・・)

終了後、小田島等さんの展示(最終日なので本人も在廊していた)を覗き、高円寺に新しくオープンした音飯の姉妹店「くじら」でごはんを食べて、いっきで焼酎を飲んで(友人カップルに遭遇)帰宅。遊んだー、という感じの1日。

2011/12/06

十二月三日/シラオカのレコ発

起床後、阿佐ヶ谷駅から西の方へ歩いてピッキーヌで昼ご飯を食べる(私が住んでいる北の方とは街の雰囲気も違っておもしろい)。日本人ナイズドされたいわゆるタイ料理とはまったく違って新鮮。ふしぎだなぁ、おもしろいなぁ、とつぶやきながら完食。


腹がふくれたところで幡ヶ谷へ移動。フォレストリミットにて、わたくしめ企画でシラオカのレコ発イベントでした。


(バタバタしてて、当日の写真をまったく撮っとらんかった……!というわけで、会場にあったかわゆい机)

シラオカ呼んでイベントをやると決まった時に、ちゃんとステージがあるカッチリしたライブハウスじゃないところで、あまり構えず見たい!と思い、会場にフォレストリミットを選んでみました。共演には、もともとシラオカと繋がりのあったシャムキャッツ、ロストクラブ、さらに音楽の良さはモチロンのこと、「ヤツなら絶対に会場の雰囲気を良くしてくれるだろう!」と確信のあったceroの高城くんにバンドセットで出演してもらいました。

シラオカはおそらく活動拠点である名古屋、長野以外ではものすごく名前が知れているバンドではないので、実は少し集客を不安に思ってたのですが、蓋を開けてみたら、うれし&ビックリの超盛況。逆に、ぎゅうぎゅう&ムンムンの熱気でちょっと申し訳ないくらい…。まず、遊びにきてくださった&ライブ見てくださった皆さん、どうもありがとうございました!

((よく言ってますが)イベントに人がたくさん来てくれるのはとても嬉しい、けど、同時に「乗車率120%」みたいな状態が環境的にはバッドだということも重々承知している。うれし&ビックリだし、うれし&葛藤だし、うれし&申し訳、、、アンビバレンスな気持ちになってました…)

先述の通り、どちらかって言うとDJイベントなどの方が多いフリーフォームなスペースだったため、演奏者さんたちには苦戦させてしまった部分もあったかと思いますが(これも毎度思うけど、機材とかわかんないくせに企画組んでほんとすみません………)、スマートなロストクラブ、仲間たちと自分の思うグッドミュージックをめっちゃ楽しそうに鳴らす高城くん、グシャっと痛快にロックな部分をたくさん見せてくれたシャムキャッツ、それぞれとても楽しかった。心から、どうもありがとうございました。

最後、シラオカのサイケデリックなうた世界がじわーーっと体に染み渡ってゆく感じを満喫。呼吸と同じリズムで聞ける音楽、とても素晴らしかったです。

お世話になったフォレストリミットの皆さん&急遽、受付を頼んでしまったT原ちゃんもありがとうございました。個人的にもイベント締めを無事に終えることができて、2011年悔い残すところナシ!な感じ。ほっとしています。

2011/12/05

十一月二日/俺の妹は東洋の魔女

とある写真家さんとメールをしていて、会社の方針にそって私は喋っているけれど、それに異を唱える先方の考え方が私はとてもわかるなぁと思う。
特にどちらに片寄せする気もないのだけど、こういう時の気持ちの処理の仕方だけ身につけたいなぁと思っている。

帰り、rojiでお喋りした青年(一筆書きで書けそうな、スマート・フェイス)がALTのメンバーさんでびっくりしたりする。

十二月一日/金に踊らされた記念日


とあるトラックメーカーに取材。
個人的にすごく興味のある人!ってわけではなかったものの、海外でのダブステップの盛り上がりなどについて(いい意味で)ウェットな感受性を持ってお話をしてくれて、すごく面白かった。(前後の文脈がなければイミフだとは思いますが)「考えが変わるってことは、レベルアップするってことだと思う」という一言が、最近、自分の中であった心境の変化ともリンクして、僭越ながらグっときたりする。

夜、体の芯に響く寒さ。こりゃあついに冬がキタ!と、仕事を抜けてユニクロ行き、ヒートッテクを買い込む。

十一月三十日

仕事にて、普段あまり接触する機会のない演劇畑の人とお喋り。ググッと攻めのお言葉を頂き(いや、単なる攻撃ではないんだけど、最近の空気とか、現代の流れについて頭を使うことを求められたのだよね)、たじろいでしまう。

こういう時に、すぐ気持ちがしゅるしゅるしゅる………と小さくなってしまうのは、とてもよくないなぁと思っている。

2011/12/02

シラオカ「部屋」発売記念ライブ


名古屋のバンド「シラオカ」が今年3月に発売したアルバム『部屋』のレコ発ライブの企画をお手伝いさせていただきました。

シラオカ「部屋」発売記念ライブ
2011/12/3(SAT) at 幡ヶ谷forestlimit
OPEN 18:30 / START 19:00
前売¥2,000 / 当日¥2,300(+ドリンク代)

演奏:
シラオカ
シャムキャッツ
高城晶平(band set)
the lost club

(高城晶平はアレだ、ceroの高城くんだ!)


シラオカについては、レーベルサイトでもあるこちらをチェックしてみてください。アルバムのタイトル曲「部屋」もフルで試聴できます。
「teasiやGofishに続く、名古屋の新しい波。一生聴き続けられる大切なレコードの完成です。」
シラオカ(shiraoka)/部屋(Heya) by mapup

なぜ企画をすることになったのか………もはや忘却の彼方にいきつつあるのですが、おそらく毎度のごとく、なぎ食堂の店主と与太話をしている流れで決まったものと思います(笑)。ただ、シラオカのライブみたーい!とか、forestlimitでイベントやってみたーい!とか、今すごく気になっている某くんにフライヤーを頼んでいたり(ご期待あれ!)と、私自身も楽しんで組んでみました。

(10/31追記:フライヤーは、ジョセフ・アルフ・ポルカてんしん君に作ってもらいました!!)

アルバムの発売からは少し時間たってしまっていますが、シラオカの音楽に流れる独特のタイム感を思うと、このタイミングというのも悪くないのかな、と!ご予約、私宛に頂いても構いません。よろしければ是非遊びに来てください!

十一月二十九日


高円寺で「光」という古着屋の店長をしていたトコさんが、11月いっぱいでお店を閉めて大阪に帰るという話を閉店の2日前に聞く。

平日は光が開いてるような時間には帰れないので、「もう会えないのかなぁ」と思っていたいつもの仕事帰り、バーンイーサンでみんなが飲んでいるという情報をキャッチしたので、挨拶に行く。少ししんみりもしたけれど、ビールを飲み、Tonkatsu Cameraというアプリで盛り上がったりして、笑って別れた。

思えば生まれてからの25年、人と出会ってばかりの生活でしたが、その比重は今後どんどん逆転してくのだと、噛み締めながら家まで歩く。

十一月二十七日/ほしいものがほしい

爆☆睡、またもや暗くなった頃に街へ出て、友人(カメラマンです。最近、仕事でも写真を撮ってもらいました)のイベントを覗きに幡ヶ谷、フォレストリミットへ。

福岡の「蝉」というバンドのレコ発にあわせて企画された、混沌したセッションイベントでした。会場に入ると、(もはや誰が中に入ってるのかわからなかったのですが…)巨大な蠅の着ぐるみを着た人物が、mmmちゃんの「その長い口(くち)はなんのためにあるの?」という呼びかけ(喋る時も、歌声と同じあのきれいなアルトなのです!)に答えるように必死にドラムを叩く、というやり取りが繰り広げられており、「今日はどぎつい夜になりそうだ…」と、はやくもヤバイ予感をビシバシ感じる。

途中カレーを食べて休憩などしながら、イベントを楽しみました(三富さん×フジワラさん×大城真さんのトリオ、よかったー)。ラストは工藤冬里さん、シャンソンシゲル先輩、渡辺郷さんたちのセッションで、やはり会場の関心は工藤さんの動きに集中してたけど、開始早々にYouTubeの再生ボタンを押したと思ったら、まさかのカラオケ開始。そして、選曲がキリンジの「エイリアンズ」………。カラオケが始まった瞬間の、お客さん&他演奏者さんたちの血の気が引く感じ、奇妙〜な一体感が生まれてました。

十一月二十六日


EAT TOKYOでメシ会を開く。
DESPERADOを覗いたりしつつ(とてもキュートなフラットシューズがあぁ…ガマンガマン)、幹事なので会場にはやめに向かうと、途中で共同幹事の職場の先輩ちゃんと会う。近況を聞いていると、2人とも全く同じ理由(仕事)で彼氏と喧嘩をしていたりして笑ってしまう。

約半年ぶりの会合でしたが、相変わらず互いの知り合いを無作為に呼び集めた「全員がアウェイ」状況から始まり、EATのエンターテイメント的な“めしPOWER”によって、徐々に会場の雰囲気がほぐれていく…といういつもの流れになったので、ほっと胸をなで下ろす。3〜4年ぶりに会えたCRJの先輩や、尊敬している同業他社の取締役さんなどと喋れて良かった。
(ちなみに、この日の個人的なMVP料理は、「ふかしむらさき芋(マスタードソースかけ)」と「玉子豆腐と牡蠣の肝あんかけ」でした。うまっ!)

EAT会の後、何かと境遇に似たところの多い同業ちゃん&信頼しているクレバー・ガールと3人で飲み、家の近くでCRJ同期&CLISMSというバンドでドラムを叩いている久徳さんと飲み、久しぶりに朝までドランカーと化す。