2012/11/21

アップダウン、アップダウン


「PUS」の日記をチンタラ書いていたら、もう11月も終わりそう。遅筆に殺される。

2012/11/07

9月16日


『PUS』10日目『ホーpus軒』@南池袋ミュージック・オルグ
のっぽのグーニー/川手直人/寿千寿(BDB/ZNS)×WORUZ(5gene)/PAAP(稲田誠、水谷康久、山路智恵子)/TALK:「小田晶房のmap以前、そして現在を聞く」(聞き手: 杉本喜則、木下夕希)


●会場の向かう途中、池袋駅前の交差点のド真ん中で派手に転ぶ。スローモーションで倒れ込み、地面に全身を強打。こ、こんなことって15年ぶりくらい…………と、涙目(いや、正直涙こぼれた)で会場入り。

●この日は、関西のイベンターであり、イベントスペース「epok」の運営メンバーであり、CD+エトセトラの店「ほ~ぷ軒」を切り盛りし、そして何より気のいい音楽好きである杉本くんに企画をお願いしました。私や小田さんでは決して思いつかない内容になっていて、一連のイベントのほぼ真ん中にあたるこの日を彼に任せて、面白いグラデーションができたなぁ(…てゆーか、くだけて言ってしまうと、チョー楽しかった!!)と心から思いました。

●のっぽのグーニー、この日は弾き語り。少し前にバンド編成を見たのだけど、曲の奇妙さをクオリティの高さが上回っており(笑)「おや、こんなにウェルメイドな人だったっけか・・・?」と印象が上書きされてたのが、一気に引き戻された。ゲラゲラ笑いながら見る。次に川手直人さん。確か杉本くんが初めて川手さんのライブを見た時のことを、「まだまだヤバイ人っているんだなー」って書いていたと思うんだけど、まさしく同じ印象。道端で話しかけられたらシカトしてしまうかも…と思わせる風貌(すんません)でギターを不器用に抱え、コンセプチュアル(この日は「30分で30曲演奏する」というものでした)な設定のもと、やはりすごーく不器用に(全然上手くねぇ!)、愛らしいスモールメロディをつま弾く………。そこには、圧倒的な「個」があった、ように思う。

●3番手に寿千寿+WORUZのライブペイティング。打ち込みに合わせて、ずらりと並べたエフェクターを操りながら、スペーシーな生ギター!少し前にBACK DROP BOMBのライブを見た時に、加入してまだ日の浅い寿さん(…と呼ぶのは慣れないけど)が一番ソリッドにテンション高く、なんちゅうか全身で“音楽してる!”って姿に泣きそうになったんですが、この日も変わらず胸打たれました。

●最後にPAAP。この日はメンバーの香取さんが急遽参加できず(残念…)とのことで、yumbo山路さんがドラムに加わった特別編成。トーンは一貫してるものの、オルグの小さなステージの中で、3人がぱらぱらと散り、そしてまたはらはらと寄り添うような演奏が、私は非常にエキサイティングだと思ったし、何より稲田さんボーカルに打ちのめされた!屈強で、塊を投げつけるような、うた。こんな歌い手を初めて見た、と、ライブ中静かにずっと震えてました。

●あと、この日は演奏の合間に小田さん&杉本くん&私でお喋りもさせてもらいました。自分は補足役&タイムキーパーとして地味に気を張っていたので、内容については結構ぼんやりしてるんだけど、外から見たらどうだったのかなぁ・・。

この日の感想ツイートまとめはこちら。画像は出張ほ〜ぷ軒。私は鈴木裕之さんの画集、「音遊びの会」の手記などを買いました。

2012/10/24

9月13日


『PUS』6日目@水道橋イワト
山路智恵子(yumbo)/アニス&ラカンカ/ふちがみとふなと

●イワト4日目にして最終日。連日、同じ時間・同じ場所へ出向いていたので、既に「出勤」気分である。街に愛着が沸いてきた感もある。

●トップバッターに山路さんのソロ。yumboでの山地さんの、リズムをキープしたり、演奏を引っ張っていくようなポジションではなく、周りの演奏に耳を澄ませながら「どうかしら?こういう感じかしら?」と寄り添っていくドラムが大好きなのですが、この日はむしろそういう様子とは正反対の、破天荒な、“変な人・山地さん”を存分に楽しめた気がしました。基本的にはオーソドックスなドラムセットを使ったソロだったんですが、ライブ冒頭で会場に自作楽器が回され(お椀の中に何か小さな粒状のものをいれて布をはったもの?うろ覚え)、観客の皆さんはライブを見ながらそれを試し、演奏が止むと自作楽器の小さな音だけが「コロコロコロ………」と会場に響くという、、、どこまで計算されてるのか全然わからない(笑)。笑いをこらえるお客さん、大真面目な山路さん。

●次にアニカン。ルックス含め、あのオールド・アメリカンな雰囲気ってのがインパクトとして強いのだけど、曲をよーく聴いていると、むしろ日本語詞の曲はかつてのアイドル歌謡のような雰囲気があって、なんというか・・・とても“可憐”なの…!きゅんとしてしまいました。ふちふなは前夜とはうってかわり(笑)、いつも通りで、素晴らしいライブ。会場の隅にきゅっと小さくセッテイングし、2人を照らすピンスポットと、渕上さんのまっすぐに降り注ぐ歌がシンクロして(るように思えて)とても美しい。大好きなサイツの曲(音源になってないんだよねぇ)も聴けて、とてもとても嬉しかった。

●終演後は、山路さんのうどん販売にお客様の列が。おつりを用意してなかったため、まとめ売りを強行していたらあっという間になくなってしまいました。買えなかった方、ごめんなさい!私も改めて通販しようと思います。


この日の感想ツイートまとめはこちら。画像は金儲けの話をするmap小田と宇波拓。

2012/10/16

9月12日


『PUS』5日目@水道橋イワト
テニスコーツ/ふちがみとふなと

●リハがちょうど終わったくらいに会場に着くと、小田さんがニヤニヤしながら「今日はテニスだけ、ふちふなだけ、のライブはありません。ずーーーっと“テニスコーツとふちがみとふなと”です」と宣言。そ、そんなこと滅多にないよ……!とテンションが一気にあがりました。

●ちなみにこの日は、『PUS』全13公演中、唯一の完売公演。他にもたくさんのご予約を頂いた日がありましたが、人の入りの様子を見つつ、なんとか全てのお客さんに会場に入って頂いていたなか、この日は当日にお断りした方が複数いらっしゃいました。「実のところ、“チケット完売”状態が嬉しいのって主催者だけかも………」ということはよく考えるので、内心心苦しく感じていました。お断りしてしまった方、ゴメンナサイ!でした!

●「テニスコーツの練習は非常にスパルタである」という話は日頃からよく耳にするし、いつもおおらかな演奏を聴かせてくれるふちふなも、決してナチュラルボーンの存在でなく、丁寧に音楽を編み込んだ結果が彼らなのだ、と思う。そんなわけで、この日も事前に2組は可能な限り時間を取って練習を重ねたそうです。・・・ですが、緊張した雰囲気のなか2曲ほど演奏したところで、渕上さんが笑いをこらえながら「ひ、ひとつも練習通りにいかない、、」とつぶやいたのが、3時間余りのライブの雰囲気をすべて表していました。

●それぞれの曲を演奏したり、音遊びのような時間があったり、常に全員が音を鳴らし続けるでも歌い続けるでもなく、思い思いのペースで……素朴な3時間。コレを書いてる今現在(10/16)月日がたちすぎていて細かいディテールは覚えてないのですが・・・、凄腕のミュージシャンであり、いいトシの男女でもある(笑)4人が、“素晴らしい曲”ではなく、“音楽が生まれる瞬間”を心から楽しんでいたように思う。

●終演後、物販のCDたちがさーーーーーっとキレイになくなっていった。その日の内容がいかに来た人たちの胸に響いたか、これほどよくわかる現象はないんじゃないかな。幸福なことっす。


この日の感想ツイートまとめはこちら。画像は開場前の様子。さやさんが1人でピアノを弾いていると思ってたら、いつの間にかアコギの音が・・。足下で植野さんが寝てたらしい。

2012/10/10

9月11日


『PUS』4日目@水道橋イワト
中尾勘二トリオ/Alfred Beach Sandal/横川理彦+船戸博司


●全13公演を行った『PUS』は、小田さん、私がそれぞれブッキングしたり、2人で話し合ったり、他の方にお願いしたり色々だったのですが、この日のイワトは紆余曲折ありつつも、これまでなかった対バン……という意味では最も刺激的な内容だったのではないかと思います。

●中尾勘二トリオ、メンバーは中尾さん、宇波拓さん、古池寿浩さん。中尾さんが参加する数々のグループの中で唯一、“中尾勘二の曲を演奏する”ユニット(らしい)。ストラーダや、特に聞き慣れているNRQの曲が、管2本と宇波さんの流麗ギタープレイの編成で聞けて新鮮!という第一印象。そして、中尾曲に宿る灼熱のメロディ。ぐっと奥に潜めた情熱が燻る様に、むちゃむちゃ感動してしまった。

●Alfred Beach Sandalは、伴瀬朝彦さん、岩見継吾さんを率いた3人編成。このひと月前に七針で見たブルージーな弾き語りや、そこに遠藤里美さんが加わったささやかで素敵なデュオ、思わずガッツポーズしてしまうダンサブルなカルテットなど、現在のビーサンにおけるライブの充実ぶり、表情豊かさったらないわ! この日も、伴瀬さんのギターとピアノを軽やかに横断するナイスサポートありつつ、彼の曲のまた新しい一面に出会えた気がしました。

●横川さん+船戸さんデュオは、横川さんの曲を即興交えつつ2人で行うというもの。リラックスした様子でラップトップやヴァイオリンを触り、時には朗々と歌い上げる横川さん。演奏が盛り上がるれば盛り上がるほど、顔はニッコニコに、奏でるフレーズはえげつなくなる(笑)船戸さん。会場が小さいから、みたいな単純な理由だけではなく、2人が会話をするように演奏するのが手に取るように感じられました。あんなに純度が高くて、なおかつ親しみやすい“即興”って、初めての感覚だったかも。

●終了後、簡単な打ち上げ。酔っぱらいが多くて楽しい日でした。ご近所さんたちと総武線で帰宅。


この日の感想ツイートまとめはこちら。画像はイワトのおしゃれな椅子。

2012/10/04

9月10日:かなりJOY


『PUS』3日目@水道橋イワト
popo/うつくしきひかり


●この日から4日連続でイワトを使わせていただきました。

●会場に行く前にお腹をうめておこうと、ぱっと目に入った花まるうどんに入店。すると、19〜20歳くらいの男子たちがメニューを前に「いかに少額でたらふく食べるか」で真剣に悩み、あっという間に完食し、「ごちそうさまでした!」と元気に去っていった。こういう風景があるから、私は学生街が好きだなぁと思う。

●イワトにはこの日初めて行ったのですが、高橋悠治さんのために用意されたというグランドピアノ、決して広くはないものの天上が高くて解放感のある雰囲気、オーナー(素敵な女性でした)の気配りを感じさせる可愛い小物たち・・・すぐに気に入りました。むっちゃいいハコ、また使いたい!

●イワトでも受付をやってたのだけど、こちらがちょとした思いつきで用意した今回のイベントのスタンプカードを持参してくれる人が思った以上に多くて、ちょっとうるっとなる。みなさんが勝手に楽しんでくれている感じというか。有り難い。

●まずはじめにpopo。キーボードの持続音に、会場全体がじわーーっと浸食されていく感じ。あぁ、popoのライブが始まった!と思う瞬間です。ミニマルな展開、優しき音像に身を委ねていると、ときたま非常に刺激的な音楽的サプライズが待っている。聴くたびに「………悪い音楽だなぁ!」と興奮します。うつくしきひかりは、イワトの雰囲気ばっちりだった!中川理沙さんの豊かなピアノと、シラフさんのスティールパンが作る繊細な煌めき、そこに中川さんのノン・ヴィブラートの歌声が、これまたすーーーっと伸びていく感じ。。。美しかった。

●最後に2組による“popoつくしきひかり”(←これは勝手に呼んでるだけですが)の特別演奏。江崎さん&山本さん+シラフさんの3トランペットや、中川さんボーカルがのった“パンを買いに”を聴くことができました(贅沢ぅ〜!)



●終演後、勝手に怯えていたシラフさんと少し話す。中川さんが「大丈夫だよ」と教えてくれたから。


この日の感想ツイートまとめはこちら。画像は、江崎さんが物販で売っていた石。

2012/10/02

9月9日



「PUS」2日目@渋谷WWW
かきつばた/三田村管打団?/片想い/両想い管打団!


●なぎ食堂に寄って、フードの食材を両手に抱えWWW入り。

●今回の「PUS」の中で一番大きなキャパシティであり、個人で借りた中でも過去最大の会場だったので、正直………緊張しました!!(毎夜、収支の想像をしてガクブル&自分を奮い立たせたり・・)。しかし、蓋を開けてみると300人近いお客様に来ていただけて、感謝&感謝で終えることができました。ほわあぁぁ…(安堵)。

●この日、PAスタッフとして友人でもあるナンシーに入ってもらったのだけど、音響・舞台のスタッフに知人がいるととても心強い…!!私が門外漢というのもあるけど、機材のことがチンプンカンプンというのが、イベントやってて一番しんどい&トラブルに繋がりやすかったりする。気軽にコミュニケーションをとれる相手がいると、それだけで気持ちが全然違うなぁ……!

●トップバッターにかきつばた。ゆっくりライブを見たのは初めてかも・・。小田さんの言う「真の意味でのポストロック」を、私は「まだ名前のない音楽」と理解。とても新鮮な印象で聴くことができました。

●PA席の後ろから登場した三田村管打団?は、階段を下りながら演奏した小曲で一気に会場の心を掴んでしまったし(こういう雰囲気づくりはお手の物!)、WWWの会場でじっくりと見る片想いは、あの個性豊かなスーパープレーヤーたちの一挙一動を存分に楽しめて、めちゃ面白い! そして、両者共にこの後に控えるライブに備え、単体での演奏は割とさくっと終了。

●最後に、片想い+三田村管打団?=両想い管打団!を、もう、じっくりたっぷりと(実は事前にグッゲンハイム邸で共演した際のライブ音源をもらっていたのだけど、その姿に初めて触れるのはライブがいいなとお預けにしてたのでした。念願!)。手前に片想い、後ろのひな壇に三田村のメンバーがずらりと並ぶ。「栄光の夜明けを」という歌詞がのせられた“キネンジロー”や、豊かなフォーンセクション&コーラスで多幸感倍増の“踊る理由”を聴いていると、安易なコラボレートではない、合体バンドの名が相応しいなぁとしみじみ思う。個人的なハイライトは、名曲“旅行”。飛び入りゲスト・中尾勘二さんのトロンボーン・ソロにもしびれたし、曲中にはシンさん&オラリーの小芝居が…! 内容は1組のカップルが出会い、恋に落ち、家族をつくるというもので、ゲラゲラ笑ってしまうようなふざけた雰囲気だったけど、あの曲に宿る普遍的な美しさみたいなものを時間の経過で表現するというのが、ほんとーーーーに感動的だった。

三田村管打団_part2 from Masaki Yanagida on Vimeo.


●ちなみに、WWWの会場費を「“渋谷のド真ん中”っちゅうスーパー立地の良さの値段」と思っていたのだけど、実際に使わせてもらったら、場所代以上にスタッフさんによるものだなぁと感じました。こちらが不慣れななか、とても親切にしていただいた。ありがとうございました!

●あとこの日、物販スタッフをお願いした立原&まりこんの2人組が、非常に元気よく切り盛りしてくれたのにも励まされました。ありがとうよう。

●イベント終了後、軽い中打ち、ぱぱっと撤収、打ち上げでウーロンハイを1杯飲んで、さすがに疲れて先に失礼した。

この日の感想ツイートまとめはこちら。画像1:両思い管打団!(画像劣悪で失礼)、画像2:遊びにきてくれたBIOMANがくれたみょうがシール

2012/09/30

9月8日:PUSがはじまる


PUSに関する日記は、今回のイベントに関わった一個人としての備忘録として綴っておこうと思います。イベントの詳細がわかるであろう、思い思いの感想ツイートはQ_delicさんがまとめてくださったものがあるので、そちらをご覧頂けたらと思います!

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「Pop Underground Showcase」初日@横浜・試聴室その2
ヌケメバンド/柴田聡子バンド/三田村管打団?

●ビラ撒きなど済ませてから夕刻に黄金町へ。昨年、仕事でこの街を舞台にした黄金町バザールというイベントのレポートを作らせて頂いたこともあり、割と思い入れのある場所である・・・。

●会場に着くと、ちょうど三田村管打団?がリハ中。(何度も言っていることですが)私が5年前に三田村を呼んで行ったイベントが個人的になかなか悔しい思い出であり、メンバーに会うのもかなり久しぶりだったので、なんとなく遠巻きに皆さんの様子を眺めていたら、亀井菜穂子さんが声をかけてくださった。森本アリさんとも再会。抱き合う!

●この日は受付をしておりました。立地のせいか「何かやってるんですか?」とふらりと入ってくる人も多かったけど、黄金町の皆さん明るい! 爺さんとおっさん(おそらく親子・おそらく酩酊)が、私にジョー・ストラマーの写真を見せまくって去っていくなど・・・。たのしかった。

●ヌケメバンドは、まずドローン→カラオケ展開がアイデアとして面白い(笑)。そして、ヌケメくんからバンド活動を始めた当初から「(メンバーは)音楽のプロフェッショナルばかりではないので…」と控えめな声を聞いていたものの、きめ細かいドローンでかなり面白く聴かせて頂いたっ。

●柴田聡子さん。この日はバンド編成で、三沢さん&植野さんがいるとどうしても緩くなる………(笑)と思いつつ、セットリストの8割が新曲で、素朴ながら柴田さんの新しいモードが感じられて、すぐ心持ってかれた。来年には、もう新作が聴けたりするのかな。

●三田村管打団?は、音が鳴りだした瞬間に、涙がほろほろとこぼれてきて、ラストの“旅行”〜“キネンジロー”の流れで号泣してしまいました。…なんちゅうか、もう「好きな音楽」ですね。それ以上でも、それ以下でもなし。三田村を聴いていて、ふと「自分は音楽が大好きな子供だったなぁ」ということを思い出した。もっとたくさん“音楽”したかったけど、小学校の高学年頃からみんなが音楽の授業をダルくこなす風潮になってきて悲しかったなぁとか、高校の頃めちゃくちゃバンドがやりたかったけど趣味のあう仲間がいないことを恨んでたなぁとか。でも、言い訳をつけて、音楽の中に飛び込んでいかなかったのって自分だったんだよなぁと、三田村やテニスコーツの音楽に触れると、そういうことを鮮明に思い出す。

●終演後、なんのこっちゃい西山さんに、「(木下のことを)男だと思ってた!!」と言われるなど。ペ・ド・グのCDを買って帰宅。


この日の感想ツイートまとめはこちら。画像は試聴室で販売していたキング・クリムゾンだるま。1,000円ナリ。

2012/09/19

「PUS2012」フライヤーができました



「Pop Underground Showcase 2012」のフライヤーが完成しました! デザインはゴロゥちゃんです。表面はシンプルながら、例えばライブハウスのフライヤーの山の中でもひときわ目立つ!(フライヤーにとっては最高のこと!!)、裏面はこの雑多なイベントの情報がぎゅうぎゅうに詰まってます。また、イベントのボリューム感を視覚的にも感じてもらえるはずです。

そして、実はこのフライヤー、スタンプカード仕様になっております!今回の全13公演、すべての会場でスタンプを押させていただきます。そして、スタンプを3個、5個、10個集めると、それぞれ素敵なプレゼントあり!是非フライヤーを手に取って詳細を確認してもらえたら嬉しいっす!

コチラでガツーーンと予約受付中です!!!


Pop Underground Showcase 2012

告知だよー!!!


9/8~9/23にかけて、map小田さんとほぼ毎日イベントをやることにしました。

小田さんの声明文はこちらから。きっかけは確か、東京で両想い管打団!を見たいというアイデアから。そこから話が発展し、結果として、長丁場の、ボリュームがあるような?イベントになりましたが、こちらとしては決して大きなことがやりたいわけではなく…。
それこそ、私は近しい仲間にはずっと言ってるけど、フェスがあまり好きでなくて、「音楽って、有給とって、高い装備を用意して、山奥までキャンプにいかなきゃ楽しめないのかな??」と常々思っています。緑あふれる環境で、しがらみから解放され、全身で浴びる音楽が確かに素晴らしいけど、そんなドラッグ的な効果ではなく、それこそ平日の夜にエクセルを打っているような感じと地続きで、ライブが特別な外出ではなく、自然と生活に馴染んだらいいなぁと思うのです。

それへのひとつの返答として、とにかく地味なことがしたい!!(笑)、という気持ちが形になったのが今回のイベントなのかなと。なるべく日々の生活に根差した、ささやかで、素晴らしい音楽を。という思いです。

非常に急に決めたイベントであり、未確定の部分もおおいにあるのですが(そして私が知らないことも結構あるんですが…)、下記は自分の為のメモ+とりあえずひとつのインフォメーションとして、現段階で決まっているものを記しておきます。個々の公演への話はまた別の機会に……。気持ちと予定のあうタイミングがあったら、ぜひ遊びに来てください!

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「Pop Underground Showcase 2012」

●9月8日(土)@横浜・試聴室その2
出演:三田村管打団?、柴田聡子バンド、ヌケメバンド

●9月9日(日)@ 渋谷 WWW
出演:片想い、三田村管打団?、かきつばた、両想い管打団!(片想い+三田村管打団?)

●9月10日(月)@ 神保町 イワト
出演:popo、うつくきひかり

●9月11日(火)@ 神保町 イワト
出演:Alfred Beach Sandal、中尾勘二トリオ、横川理彦+船戸博史デュオ

●9月12日(水)@ 神保町 イワト
出演:ふちがみとふなと、テニスコーツ

●9月13日(木)@ 神保町 イワト
出演:ふちがみとふなと、アニス&ラカンカ、山路智恵子

●9月16日(日)@ 南池袋ミュージック・オルグ
出演:PAAP(稲田誠、香取光一郎、水谷康久)、寿千寿(BDB/ZNS)×WORUZ(5gene) 、川手直人、のっぽのグーニー

●9月17日(月・祝)@ 新宿スナックアーバン
出演:稲田誠ソロ、九龍ジョー×map小田「新しい日本の音楽について考える・悪態編」

●9月18日(火)@吉祥寺キチム
出演:太田暁、森ゆに、ゆーきゃん

●9月19日(水)@吉祥寺キチム
出演:かえる目、ランタンパレード、王舟

●9月20日(木)@ 渋谷o-nest
出演:Say Good-Bye !(Hara Kazutoshi & Gellers)、髙城 晶平と優しい人々、core of bells

●9月21日(金)@代官山 晴れたら空に豆まいて
出演:シャムキャッツ、ホライズン山下宅配便


※各公演の詳しい詳細、チケットのご予約はこちらをチェックしてみてください

※@q_delic さんが、本イベントに関する詳細ツイートをまとめてくれました。感謝!!

9月7日

普段の仕事の後に、家から自転車で10分のところにある山形料理のお店でバイトを始める。ここ1年半、机の上でほぼ完結するような仕事ばかりしていたので、全然違うベクトルのことやりたい………(ムラムラ)と考えていたところ、ちょうどよく拾ってもらえて有り難い。ありがとうございます。

・・・が、給仕の仕事はもちろんのこと、蚊取り線香すらつけられないというスーパー駄目っぷりを疲労したので(いや、そうえいば確かにつけことがなくて、ちょっと手間取ったのです、、)お友達を呼ぶのはもう少し慣れてからにしたい。

9月6日

map小田さんとイベント開始前の最終打ち合わせ・・・でしたが、あいかわらず四方山話も多め。
場所は渋谷駅の高架下にある居酒屋、山形。数年前、ここでモールス主催のライブイベントがあって、モールスやnhhmbaseと並んでバイトのにーちゃんがやってるメタルバンドなども見たが、あれは楽しかったなぁ。

その後、職場の飲み会に参加。上司からかなり衝撃的な指摘を受け、ショックでよろよろと帰宅。

9月4日:ホットペッパー!


仕事終わりに、国立近代美術館へ。
道に迷い、iPhoneを凝視しつつウロウロしていたら、いわゆる“皇居ランナー”の皆さんに激突しまくる。涙目になっていたら、ちょうど目の前を職場の上司が通りかかり、目的地まで連れて行ってくれた。

14の夕べ」という連続企画にcore of bellsが招かれていたので見てきたのでした。6月のフォレストリミット、8月のスーパーデラックスで見せたパフォーマンス(勝手に「隠れるシリーズ」と呼んでますが)の発展系と言える内容だったと思いますが、先述の2つから圧倒的に大きくなった会場のキャパシティもあって、全然印象が違う…! 行動やら思考やら、受け取る側に余白が残されてた。「やっぱり、拘束される形で何にも起こらないものを見せられるのって、しんどいわな…!」と前を振り返りつつ、パフォーマンス追っかけたり、そこらへんに落ちてる発泡スチロールで遊んだりしました。

終了後、上司&その彼氏と中野で軽く飲んで帰宅。ほろ酔いで、「しかし、私はcore of bellsが大好きで、今まで普通のライブイベントにお誘いしてきたけど、これって無駄なことだったんかなぁ…」と夜空を仰ぎ見たり。

2012/09/06

9月2日


ビラ配りの休日。途中、友人と道端でバッタリ!を2回挟みつつ、秋葉原〜御茶ノ水〜神保町〜外苑前〜渋谷〜新宿をまわる。まだまだ日中は気温も高いから体力をガッツリと持っていかれ、帰宅後、文字通りバタンQと床に倒れる。

画像は、ジャニスで見かけ胸を掴まれたチッツのレビュー(by 安田謙一さん)。

8月30日:あのう、I know

夜、ネストにて会社のイベント。

初めてライブを見たランタンパレードに感動……!!!
小田さんにケツを叩かれ、ちょっとちゃんとした感想も書いたけど、清水さんの歌声の無防備さ、ありのまますぎる感じ、ストレートな上手さとは別の、でも“人間が生で歌っている”ことの濃厚さに涙腺をガッツンやられる。ラストに演奏した名曲「甲州街道はもう夏なのさ」で、会場から自然に合唱が起きたのもうるっときました。

終演後、同僚の友人の皆さんと少しお喋り@安いラーメン屋。同僚から常々「音楽キ●ガイども」と話を聞いていた人たちだっんだけど、実際に会ってみたらそれは、マニア/オタク的という意味ではなく、呼吸するように音楽(+お酒)と付き合ってる人たちだった。すんっっごく楽しくて、帰りの電車にて、同僚に紹介してくれてありがとうと伝える。

8月29日

シ・ョ・ッ・キ・ン・グ!!!


反省の日。

8月28日

行きつけの居酒屋「いっき」が今月いっぱいで閉店ということとで、いっき仲間のRちゃんと伺う。

ここでも昨年の総括として触れている通り、しんどい毎日を「……ま、いっか!死にはしねーし!」と楽観的に捉えられるようになった大事な場所でした。特に店主のH江とは、「いや〜、我々の会話で新書1冊くらい書けるんじゃない?ワッハッハ!」なんて・・・。冷静に思い返せば全然たいしたことない、人の悪口ばっかりの楽しい時間を過ごさせてもらいやんした。スペシャルさんきゅう!

この日も閉店数日前ということで、馴染みの顔が多いなかエンドレスでウーロン杯。

2012/09/04

8月27日

仕事終わりに7th floorへ。来来来チームの企画イベントに行く。出演は、来来来チーム、SuiseiNoboAz石原さんのソロ、アニス&ラカンカ。

石原さんはボアズの楽曲を下手なアレンジなど加えることなく、ストレートに、硬質に演奏。1曲終わるごとに客席から非常に野太い声で「イ゛ェイ」という歓声があがるの含め、“漢”感が最近ご縁のなかった感触で楽しい。アニ&カンは、これまでア〜ニス〜ラカンカ〜〜の曲みたいな、ニュージャジーからやってきた姉妹云々・・・というコンセプトに近しいオールド・アメリカンな楽曲のインパクトに気をひかれていたけど、実は昭和のアイドル歌謡(の良い部分を抽出したかのような!)曲が混じっていることに気付く。トリは来来来。前回彼らを見たのが異種混合の祭りのようなイベントで、ライブ自体も酒池肉林のような享楽的雰囲気だったので、この日にやっとゆっくり楽曲の全体像を確認。アレンジもさることながら、コーラスワークの編み込まれ方が抜群ですね。よかったー。

終演後、振る舞い赤ワインで唇を紫に染めた陽気な人たちに手をふって帰宅。

8月26日

ビラ撒きで街を歩き回った後、高円寺の飲み屋・音飯の4号店「椿」が、意外と家の近くにあるということで行ってみる。夏野菜の煮浸し、山形だしをのせた豆腐など、優しい味の料理にあわせて玄米緑茶割りをガブ飲み・・。

同居人と仕事の話をしていたら、徐々に会話がヒートアップ。カウンターでうえうえと泣く(……)。

「特に己の意志をもってやりたいことなどない、ただただ皆の力になりたい」

「そんな“誰にでもできること”しかできない人間なんて、わざわざ選ばないでしょう。与えられた壁を越えることができる、同時に周りにもそういうチャンスになるような壁を与えることができる。この相互関係があって、チームって続いていくんじゃないの?」


・・・こういうことに疲れちゃったのって、いつからだっけ?

2012/09/03

8月25日

3歳くらいまで?同じ託児所に預けられていた幼なじみたちとウン年ぶりに会う。中には最後に会ったのは10代のとき、、、なんて子もいたので、再会後の第一声は「背、伸びたねぇ!」でした。

吉祥寺のアムリタ食堂で食堂でごはんを食べて、ABcafeでお茶を飲む(私1人だけここでもビール……)。人生模様は色々でしたが、託児所時代のアルバムを見ると基本・裸足、近くの公園に散歩に行く際は女子でも全裸っちゅうワイルドな教育方針だったためか、みんなサバサバとした女性に成長していた。

「実はうちの親って再婚でね、、、それをハタチのときに聞いてショックでね、、、」「えーーーーっ!私、知ってたよ?お母さんづたいに聞いてたよ〜」なんて、今だから笑える話がこの日のハイライト。

8月24日


Alfred Beach Sandalのワンマンライブ@七針へ見に行く。七針に行くのが久しぶりすぎて途中で迷子になるなど。あそこらへん(八丁堀)って「東京砂漠」感あるなぁ。

様々な事情から発売が大幅に遅れてしまった新作「Night Bazaar」の発売記念イベントでした(詳しい話はこちらに)。1部では途中にゲスト挟みつつ、ブルーーース……なライブ(最近よく演奏している台風にまつわる曲がとてもいい)、2部では発売延期に至る経緯の説明と、そんな新作の試聴会(全曲にVIDEOTAPEMUSIC作のPVつき!)。色濃い2時間、楽しかったーーーー!

最近「試聴会」にとても興味があったのだけど、この日改めて魅力を感じました。
ファンにとっては新作をいち早く聴ける垂涎の機会であり、例えば高音質だったら日頃にはない発見があるだろうし、大きなプロモーションにはならずとも、作品の深堀をみんなでワイワイやる感じ・・・。無理ない規模でいいので、もっと増えたら面白いなぁと思います。


終演後、なぎ食堂にチラリと寄り、ハートランド1瓶飲んで、A君と缶ビール片手に帰宅。

2012/08/28

8月23日

久しぶりに気分がどんぞこまで下がったので、ヨロヨロしながら帰宅。筋トレによれば、8月から気持ちが上向くはずだったのにーーーー!!!って、なんか不毛な暴れ方をする。

気分転換に、図書館で借りてきた「アンアンのセックスできれいになれた?」を読む。以前、北原さんのブログでも綴られていた村木厚子さんと東電OLのはなしと、飯島愛さんの生前のエピソードが秀逸。今もこれからも、自分から特になにか活動をしたり喧伝したりすることはないだろうけど、フェミニズムは確かにわたしを元気にする。

8月22日:戦うトレンディードラマ

仕事の後、人を待たねば行けなかったのでサイゼリヤの100円ワインで時間をつぶす。完全なる「安かろう悪かろう」であり、かなりの「魔酒」であり、率直に不味いんですが、たまに肝試し気分で頼んでしまう。ペロリと舐め、「き、記憶よりもひどかった…!!」と肩を落とすのが結構楽しい。

そんなワインをちびちびと舐め、MacBook Airを買うかどうか悩みながら、人を待つ。

8月21日

シェルターで個人的にたまらんイベントがあったのでウキウキと見に行く。ゲラーズ、昆虫キッズ、NRQの3マン。

NRQ(シェルターとの相性が非常にいいと感じた。ぐっと隠った雰囲気があって、「不良の音楽」感があった!)、昆虫キッズ(最近友人から聞いた、高橋君のボーカルにまつわるひとつの愉快な仮説と照らし合わせながら鑑賞)ともに良かったのだけど、この日はゲラーズ、なんてたってゲラーズ。次作にむけた新曲もいくつか聴けたけど、田代・徳丸・川添の3名がメインボーカルをとる曲に、かっなり新しいモードを感じて大興奮。そうか、私のここ最近のイライラは、生活にゲラーズが足りなかったからだ!!と大真面目に思った。


19才の頃、ゲラーズの「コロラド」という曲を、ずっと、ずっとずっとずっと、ずーーーーーーっと聴いてた。こういう言い方はあまり好きではないけれど、当日の自分は確かにこの音楽に救われていたなぁ。

2012/08/23

8月15日〜8月19日

社員旅行でシンガポールに行ってきました。
単純な観光ではなく、あくまで会社として行く「研修旅行」っちゅうことで、昨年の中国に引き続き「今、勢いのある国」シリーズ(多分)。以下、感想をつらつらと。


●使った航空会社が悪かったのか、はたまた行き先の土地の問題なのか……とりあえず機内&空港が冷房ギンギンで、ちょっとした冷蔵室のような雰囲気。LCCだったため、ブランケットなども有料で買わねばならず、初っ端で完全に心が折れる。

●マレーシアを経由してシンガポールへ。初日は、地元の美術館へ行き、リトルインディアをぶらつき、チャイナタウンで中華を食べ、カジノを覗き、マリーナベイサンズ(よくTVなどで見かける屋上にプールのあるホテル)で夜景を見ました。カジノは、同僚から「熱気を感じた方がいい!!」と激押しされていたのですが、一銭もお金を使わずフリードリンクを飲みまくっていた私としては、「パスポート見せれば無料でコーラが飲める場所」でした。

●2日目は、別名「タイガーバームガーデン」と呼ばれるナンセンス観光地の極みハウパーヴィラを散歩し、電気街を物色し、地元の美大にてギターを背負った女の子を見て「シンガポールのやくしまるえつこだ!」と叫び、ラマダン中だったアラブストリートでこそこそと酒を飲み、帰りの飛行機を危惧してH&Mでセーターを買い、フィッシュヘッドカレーを探して回ったものの結局ふつうのカレーを食べました。

●ちょうどお昼ごはんの時間くらいに、ぶらりと行き着いた美大の奇麗なカフェテリアを見て「やったーー!ここで休みたいーー!!!」とテンションがあがってしまった私は、アジア旅行には向いてないかもと思いました。

●食事は、アジアの旨いもんが勢揃いだった印象。しかし私は、マック(日本とまったく同じ味)、スタバ(日本とまったく同じ味)にもけっこう行きました。外資の餌食(^o^)

●夜、7名で大型タクシーに乗ったら、社内にはテレビのモニターがあったのですが、運転手が私たちのためにDVDの山を物色しだし、自信満々の顔で再生したのが「トム&ジェリー」だった瞬間、この旅行で最もテンションがあがりました。イェア。

●結論:移民文化のため?、ここならではの歴史・文化を感じる場面はあまりなく、観光地としてはあまり魅力的ではなかったのですが、逆に「吉祥寺?住みたい街ナンバーワンだよね〜」みたいな雰囲気がシンガポールにはあったと思いました。


帰りは飛行機が遅れ、羽田からの終電を逃す(がーーん)。高速バスとタクシーを乗り継いで帰宅しようとしたものの、途中で面倒くさくなり同僚たちと朝まで飲んでしまった。旅行から帰ってくると必ず思いますが、この時もチェーン居酒屋にて、「見知らぬ土地での発見や感動よりも、やっぱり私は“普通の会話を愛している〜”」の気持ちでいっぱいになりました。












た、たいした写真がない・・・!!

2012/08/21

8月13日~14日

先月から開始した、空き家となった祖母の家の掃除(with 母)。私が盆休みに入ったこともあり、1泊2日で行ったのですが、戦力外の掃除能力を発揮。いくつになっても親と一緒にいれば子供に戻る・・・・・を地で行った感じである。うぐぐ、、。

晩、お寿司とハーゲンダッツとプレミアムモルツを頂く。リッチの極み、という気分になる。

8月12日

下北沢にて髪を切る。かれこれ2年くらい、下北沢インディーファンクラブで知り合った女の子に切ってもらってるのだけど、私のズボラをよく理解して、毎回「手のかからない髪型」にしてくれる。最大級の感謝ッ…!!

その後、シェルターにてアナログフィッシュ、シャムキャッツ、踊ってばかりの国のライブを見る。徹頭徹尾、“うっとりしちゃう”雰囲気の踊って、絶品のコーラスワークや、昨年から顕著な“メッセージ”も相まって、引き締まったロックを鳴らすアナログフィッシュに並んで、シャムキャッツの雑多さがいつもより色濃く感じられた(褒)。かつて私がYOMOYAに感じていた、「バンド自体はストレンジなコミュニティにいるけど、実はもっと違う場所の方が、彼らの凝った楽曲の魅力が十二分に発揮されるかも?」という思いになる。

終演後、Aさん、同業のTさんとお喋り。「マーガレットハウエル系が好みの男なんて、それはそれで一種の性癖」って話など。

2012/08/20

8月10日

oono yuukiさんレコ発で、nestへ行く。
平日で、しかも開演の時刻に会場にいるのは久しぶりだったのですが、少し懐かしい気分になりました。初めて勤めた会社がnestまで歩いていける距離にあったので、あの頃は「仕事終わりのnest」というのを、本当に楽しみに生きていた気がする。

oonoバンドは、アルバム「TEMPESTAS」の録音メンバー9人編成で登場(全員が揃ったのは、録音の時と、アー写を撮った時と、この日で3回目だと言っていた)。音源を聴いた時も思ったけど、文字の通り「一丸」となって作られた音の塊に、“バンド”というより“チーム”みたいな印象を受ける。あと、音楽自体のどこがいいここが好きだという気持ちに加え、何よりも「彼らを、もっともっと大きい場所で見たい!!」という欲求が沸き上がる、スケールのデカさを感じたなぁ。




終演後、会場に行く前に激安ラーメン屋で書いたきったないフライヤーを撒く。

8月6日

CRJのメンバー、T島、K先輩、Mくんと会う。中野の赤ちょうちんにて。初めて食べたサキイカの天ぷらが甘くておいしい。

割と酔っ払い、陽気にrojiへ移動。働き方について(もっぱら関心はこればかり…)と、とにかく犬が飼いたい!(we are!)って話でギャースカ。

2012/08/07

8月4日


財布の中身が正真正銘スッカラカンだったので、もう今日は床に1日中張り付いていようか・・と思ったけど、貰いそびれているバイト代があることを思い出す。外出中にお腹がへることがないようにうどんをしっかり食べて、池袋へ。

お給料を有り難く頂戴し、そのまま六本木へ。飴屋法水×core of bells×小林耕平のライブを見る。
会場中央に幅4〜5mのオブジェ。出演者はほぼ全員がその中にいて、声を発したり、小さく動いたりしている。core of bellsの吉田さんだけが外で配置の修正等を行っている。淡々と時間が過ぎていく。・・・始まってすぐに、「これは、6月に行われたcore of bellsのワンマンライブの設定と同じだ…!」と気付く。この日は途中で会場を出ねばいけなかったんだけど、そのワンマンライブの時も、大きな展開や物語、メッセージといったものは皆無だったので、「私が退場するまでには何も起こらないかも」と予想したら、案の定でした(笑)。前回に引き続き狐につままれたような気分になりつつ、とりあえず、メンバーの今一番関心のあることが集約されてるのは事実なんだろなぁと思いながら、ぽやぽやと会場を去る。

その後、恵比寿でAlfred Beach SandalとHarpyのライブを見る。Harpyを初めて見ることができたけど、“ヘンチクリンな音楽”としか形容できない、ジャンル不在の難解さもあれば、「FOOTBALL GAME」という曲が、もうどうしたってもうサッカーの様子を奏でた音楽にした聴こえないような、鋭利なシンプルさもある。インストゆえの解釈の広さにも溢れているし、お、面白い・・・と息をのんで、見てしまった。

2012/08/06

8月3日


夜、職場の飲み会があり、集合時間に現地へ向かうと誰もいない。そして、待てども待てども、誰も来ない。
みんな仕事が終わらず遅れていただけで、予想はついていたのだけど、豪華な長テーブル(画像参照)に1人ぽつんと座ってるのはどうにも惨めで、同僚に呪いのメールを送ったりする(その後、無事に楽しくお酒が飲めました)。


しかし、そんな待ち時間があったおかげで、ちょびちょびと読み進めてた本『ナリワイをつくる』を読みきることができました。

ち、ちちちちち、超おもしろかった…(;ω;)!!! 図書館で借りた本でしたが、買い直しました。
ざっくり言ってしまうと、(最近こういった言い方をちょこちょこ耳にしますが)「月3万円稼げる仕事を複数していこう」を勧める書。ただ、著者の伊藤さんの実体験は複数書かれているものの、そこまで具体的なHOW TOが示されているわけではなく、もっと思考の訓練というか、「自分の頭で考えよう」というシンプルなメッセージが繰り返されている。とてもとても、気持ちがいい。
また、同書の中で繰り返される「節約を心がける」という行為も、この本を読んだ後だと「貧乏生活」なんてイメージは微塵もわかず、「自分にとって何が必要で何が必要でないかをちゃんと考えてみる」という、非常にシンプルなことに思えてきた。

こういう時代なので、働き方についての諸説は至る所で見かけますが、「この現代社会をどう生き抜くか・・・」という雰囲気には個人的にウンザリしています。それこそ、「生き抜く」より「息ぬく」か。こっちの方が遥かに大事なんじゃないかなぁ。

2012/08/03

8月1日

春に大阪の実家に戻った友人・Bが東京に来ると言うので、囲む会。

彼女は3月まで自分と似たような類いの会社に勤めており、そして私以上に、超スーパーーーーハーーーーーーーーード……な毎日を送っていたため、たまに深夜の居酒屋で愚痴りあうのが定番でした。会社だけが悪いわけではない、悲劇のヒロインぶるのはよくない……などもちろん正論はありますが、ただ単純に自分の「かなしい」という気持ちに寄り添って、無軌道な会話をする場があったことにとても救われていました。というわけで、私の身辺も変わったこのタイミングで、改めて「お疲れさま」の乾杯を。

あぁ〜、友達がいてよかった!

7月30日

アルバイトになってからの初給料が出たのですが、改めて東京でフリーターをするって大変だなぁと思い、急遽友人・Nを呼び出して、給与明細を見せ合いっこするなど(色々と勉強になりました)。

帰宅後も、お金のことを発端にネガティブな感情が沸いてくる。
うおおおおぉぉーー、うおぉーー、俺がクソ野郎だからダメなんじゃいーーーーーと、床を高速でゴロゴロしていたら、同居人から「君のいいところは、ちゃんとあるよ。ただ、なかなか自分でそういう風に思えないなら、“私にはこういう「色」がある”と思うところから始めてみては? こういう色だから、こういう長所・得意分野がある、って」と声をかけられた。なるほどなぁと思って、すぐにコテっと寝た。

7月28日:課長を部長にしてやろう

新浦安で行われた花火大会へ行く。

・・が、行きの電車内にて、同行した人間とこのスレでかつてないくらい盛り上がってしまい、花火が始まってからも、ドッカンドッカン打ち上げられている前で、互いのSF・ホラー知識を披露することに従事してしまった。アホカー(^o^)

その流れから、「2chで起こった事件」という共通点でコレを思い出す。中学の頃に発見して、当日はゲラゲラ笑ってたけど、今改めて見てみるとただの集団いじめだなぁって。ちょっと、非常に微妙な、気分になる。


花火終了後、近くにある友人・Fマンのご実家に招かれ、夕飯をご馳走に。手料理の嬉しさに暴食し、今年初めてのすいかを食べたところで帰宅。

7月26日

夜、高校時代の友人たちと女子会的なもの。

その前の連休に、この日のメンバーの1人・Wさんに「遊ぼうよ」とメールしたところ、「ごめん!いま、セブ島にいるんだわ」と返信が来て、そ、そそそそそっかああぁぁぁぁ…、普通のOLは連休に海外行ったりするんだよなあぁぁ……とカルチャーショックを受けたことをキッカケに開かれた飲み会である。

と、まぁ、そんな感じでライフスタイルは違うのだけど、上記のような話をすると本人もケラケラ笑ってくれるので、割とずっと仲がいいメンバーである。

2012/07/27

7月25日:無名の労働者

仕事。降格後はほぼほぼ定時には帰っていたのだけど、自分しか把握してない作業があったため、少し残作業。辞めるだなんだ言ってたとき(≒疲れてたとき)に、「責任のない仕事がしたい!誰でもできる仕事がしたい!」とギャーギャー騒いだけど、それってつまり複数人が作業を習得して、サポートしあえる環境を望んでいた気がする。

仕事終わり、WWWへ。スカートの「お客様感謝祭」と称した無料ライブ。なんと500人入ったそうで、超盛況でした。

カメラ=万年筆、昆虫キッズとそれぞれ良かったけれども、この日はやはりスカートの気合い。ちょっと長めのセットで、ラストは6〜7曲?を間髪いれず演奏。ジリジリと溜まってゆく疲労が最後にスパークしたような、直球にエモーショナルなライブでした。見れて良かった!


終演後のゆかいな仲間たち(オラリーの告知を、ミテ!)

2012/07/25

7月24日

facebookにハマっている。

中学の同級生からフレンドリクエストを貰ったら、芋づる式に色んな再会があったってだけの話ですが、ベタにみんなの近況をチェックしまくっている。私もお年頃であるので、当然のごとく同級生たちは、すげーーーーー結婚してるし、すげーーーーー出産している。はじめは「ほうほう」と眺めていたが、1人の友人が娘のためにものすごく手のこんだキャラ弁を作っているのを見て、今の自分との距離を感じた。

7月23日

夜、用があったのでrojiに行ったら、埋火の見汐さんがいた(いきなり脱線するけど、見汐さん&mmmによるアニス&ラカンカのアルバムが8月に出るとのこと。先行7インチが「えっ、もう終わり!?」と割とアッサリした&ワクワクをかき立てられる内容だったので、フルアルバム楽しみだ〜)。

話の流れで、古今東西の変人ミュージシャンの逸話に花が咲く。ひとしきり笑った帰り道、そんな変人たち(……中には、どうやって生きてきたのだろう?と思う人も)を受け入れる懐の広さがあるのが文化だ、と。きれいごとだと言われようと、私ははっきりとそう思った。

2012/07/22

7月22日:ちょっとした勇気

夜道、同居人とチャリで並走。

「私、電車の中で音楽を聴いていて、降りる瞬間に音量を2つ、3つ、グっとあげる瞬間が好きなんです。その時、聴いていたものを良いなぁって思うほど、より孤独な気分になって、同時にとても幸せな気持ちになる。なんていうか、世界に音楽と私だけ、みたいな感覚になるんだよね」

「きのしー、それってつまり、ロックンロールそのものってことだよ」


(夜散歩は続く・・・・・)

2012/07/19

7月16日

午前中から母と一緒に祖母の家の掃除。久しぶりに行ったら、家の目の前に温泉ができていてビックリするなど。

今は空き家となっているものの、荷物がだいぶ残っているので細々と整理(途中、「昔の家って風が抜けてイイナ〜!」と気持ちよさに負けて豪快に昼寝…)。本棚を片付けていた時に、前に図書館で働いていた時代、びっくりするくらい古い本を献本頂くことがあったけど、確かにこうやって持ち主が亡くなって、でも何となく捨てられない時、誰か読んでくれないかな?って思う気持ちは、結構わかるなぁとか考えながら手を動かす。

夕方に終了。母と別れ、吉祥寺でまくらカバーを買って帰宅。

7月15日

実家にいる。
本当は色々とやるべきことがあったのだが、私がまたもや全く起きられず………(誰か病名をつけてくれ、、)。食事をとって帰宅。

阿佐ヶ谷に戻り、ceroのニューアルバムに向けた合唱パートのレコーディングに参加。ラララ〜〜♪とハミングするくらいかと思ったら、ちょっとした効果音づくり(?)など、参加者含めて試行錯誤。やる気に満ち満ちた参加者の皆さんと共に、楽しい1時間半でした。アルバムの断片をぽろぽろと聴かせてもらいましたが・・・・・・・正直、名作の予感しかしないぜ!!!

終了後、ご近所さんが「俺たち、鳥貴族!」と声をかけてくれたので、鳥貴族でしっぽり3杯。

2012/07/17

7月14日:本物の悪魔です

連休初日。ガスコンロの掃除をいつもより気合いをいれて行い、干したばかりの布団で昼寝。夢の中で、普段思っていてもなかなか口に出せないことを、自分以外の人物にバンバン喋らせており、己の性格の悪さを感じる。

夜、『円盤夏祭り』へ行く。出遅れてしまったんですが、ホライズン山下宅配便、倉地久美夫+triola、テニスコーツ+うんどら、AZUMI、真黒毛ぼっくす、柳家小春+向島ゆり子+久下恵生が見れました。

倉地さんによる「ラブストーリーは突然に」のカバーが、あんなポピュラリティのある曲をオーソドックスに弾き語りで歌っても、圧倒的に倉地さんの個性が前面に出るってのが、実は強烈に凄いことだなぁと思う。柳家小春+向島ゆり子+久下恵生では、小春さんが歌い続けている江戸時代の流行歌と、三味線・ヴァイオリン・ドラムによる鮮烈なインストゥメンタルという2つの側面を楽しめたのが良かった。

終電があり、真黒毛ぼっくすを1曲で離脱(無念……)。ボーカルの大槻ヒロノリさん、見るからにただのろくでなし、普段だったらなるべく近寄りたくない感じの人だが、真黒毛の演奏が始まった瞬間、豊かな金管楽器の演奏にのせて軽快にエンターテインする彼と、彼の被っているガムテープで補強されたボロい帽子が、会場で何よりも輝いて見えた。

7月12日

仕事帰りにUNITへ。SMASH塩山さんの企画を見に行く。
先日のインディーファンクラブの時、あまりゆっくりと見ることができなかった浦朋恵さんのライブを堪能(わーい)。以前から浦さんのバリトンサックス&クラリネットのしなやかな音色に親しんできましたが、この日は豪快なボーカル曲にも魅了された!(あんなに歌い上げるとは・・知らなかったです)。あと、ニューアルバムに参加したという松永孝義さんが、奇しくもこの日逝去。松永さんと一緒に演奏したという曲を、ステージ上で隠すことなくぼろぼろ涙を流しながら演奏する浦さんの姿と、その後の客席からの長い長い拍手が印象に残った。



帰宅後、飢えた同居人が10分で作ってくれた夕飯を食べながら、『コクリコ坂』のDVDを見る。

2012/07/13

7月11日:サバト

昼、ごはんを買いに近くのセブンイレブンへ行き、『SPA!』を立ち読み(どうでもいいが、「会社から最も近いコンビニの雑誌のラインナップ」は、文化資本に大きく関わってくる気がする〜)。辛酸なめこの「10代の頃、山田詠美の『放課後のキイノート』を読んで、そこで描かれる処女と非処女の違いに愕然とした」という発言に共感&爆笑。

夜、女5人で焼き肉。話題は、結婚式ファッション、魔女の末裔、ディズニーランドなど。
開始早々に七輪をどけ、後は延々、ナムルや韓国海苔などをつまみながら酒&トーク。この食欲の変化に、自分も年とってきてるんだなぁと実感。

2012/07/11

7月9日


仕事帰り、池袋にライブを見に行く。
池袋駅について、小腹がすいたなーとコンビニの菓子パンコーナーを物色していたら、同じ感じでお菓子を物色している友人と遭遇。一緒に鈴ん小屋まで歩きながら、最近亡くなった共通の友人の話をする。寂しいなぁと言ったり、少しちゃかしてみたり。彼が亡くなって、周りの友人との関係性も今までと少し違うものになった気がしてる。変な含みなどはなく、ただ純粋に変化を感じてる。

鈴ん小屋では、カラトユカリ、惑星のかぞえかた、麓健一、王舟を見ました。
この日の惑星のかぞえかたは、メンバー2人に加えてomu-toneの澤口さん(マリンバ)が加わった特別編成。いやぁ、むちゃむちゃ素晴らしかったです。個人的に初めて彼らに触れたのがこの編成だったこともあり、こういう広がりをもっともっと見てみたいと思いました。

途中、冷房が響いて体調急降下。視界がホワイトアウトしたところで離脱。

2012/07/09

7月7日:始発待ちの日高屋


休日。普段、会社に行くくらいの時間に家を出て、都営浅草線で蔵前へ。
プリコグ主催によるcore of bellsと久土'N'茶谷の2マンライブ@屋形船のお手伝いをしてきました。

お客さん満員御礼で出航。途中、ライブ開始15分でモニターアンプから煙が出る…というハプニングもありましたが、船の緩やかな揺れにのせて行われたどちらのライブも面白かった。個人的には、久土'N'茶谷の長谷川きよし「黒の舟歌」カバーが最高っしたわ…!
時間きっかりにライブが終わり、駆け足で撤収。屋形船という環境で、安易にアコースティックな内容にせず、むしろハードコアパンクな2組を招いた企画の勝利!な感じがしました。是非またやってほしい。

終了後、あまり調子が良くなかったのもあり、過剰な疲れ。飛び去るように帰宅&ベットにダイブ。全然起き上がれない。

7月6日

仕事帰り、友人から連絡があり、高円寺・音飯にて少しお酒を飲む。友人が「自分への忠誠心を図る!!!」と片っ端から電話をかけまくった末にやってきた編集者さんとの3人で。

珍味三種盛り。ゴーヤチャンプル。豚テキ。会話を聞きながら、女性における、良くも悪くもプライペートやそれにまつわる感情が仕事に大きく作用してしまう感じと、その幸と不幸について考える。私も根っからそういうタイプであるので、余計に色々考える。

帰宅すると、テニスコーツのニューアルバム「All Aboard!」が届いてました。近作の周囲のアンビエンスを丁寧に録音した雰囲気と比べると、明らかにロックなアルバム!たのしい〜。あと、テニスの言葉の妙を楽しめる作品でもあると思います。

7月5日:孫扱い

仕事終わり、早足でなぎ食堂に向かい、打ち合わせ・・・のつもりが、ゲラーズの川副さんと遭遇し、駄話(主に大麻について)をして終わる。その後、かる~~いTwitterオフ会のような集まりに顔を出す。代々木にある羊料理がウリのビストロにて。シシカバブ、美味しかったぁ………。

とあるバンドに対する、2者の意見を聞く。かたや良くも悪くも音楽業界のマナーに浸かった老舗インディーズレーベルの人。かたやネットを主戦場としたモノの広がり方にはたいそう詳しい代理店の人。片方の意見だけではきっと不完全なのだけど、どちらもバンドに対して愛情に溢れた語り口がとてもいいなぁ……なんて思いながら、ハートランドをぐびぐび飲んだ。

2012/07/05

7月2日

最近人に会うたびに「26歳、自分探し中です!!」と言っていましたが、職場で本日からアルバイトに降格。
図書館時代、非正雇用の厳しさは肌で十分感じたし(反動で、城繁幸さんの本を読みまくり・・)、こんなに若者の雇用が厳しいと言われる時に、自ら破滅に向かうような選択なのかもしれないけど・・・まぁわりと呑気にフリーター生活がスタートしました。

勿論、ぐるぐると考えてこういう結論に至ったわけですが、ひとつしみじみと感じたのは、自分がずっとイコールだと思っていた「want」と「can」の違いについて。10代の頃、胸の奥からメラメラと沸き上がってきた「音楽のしごとがしたい!!!」という気持ちと、実際私が持ってる能力って結構違うんだなぁって。少しさみしくもありますが、これはこれで新しいモード。がんばります。


というわけで、アルバイト生活初日。20時頃に帰宅し、近所の八百屋、肉屋などの開店時間をチェックして回る。

7月1日

下北沢インディーファンクラブの日。
初っぱなからかっ飛ばすぜ! とタイムテーブルを妄想していましたが、案の定、全っ然、まっっったく、起きれなかった。早朝に大阪から帰ってきた同居人に起こされる形で、昼過ぎに起床。ヨロヨロと下北沢へ向かう。

Alfred Beach Sandal、白い汽笛、ホライズン山下宅配便、yumbo、アニス&ラカンカ、浦朋恵&ザ・ロッキン・バリトーンズ、シャムキャッツ、どついたるねん、を見ました。

せっかくだし普段見ないものを! と思っていたりもしたんですが、結局そんなこともなく。お客さん大入りのホライズン@シェルターが特に感動的だったように思います。「この機会にホライズン山下宅配便を見てみよう」と思った人があれだけいたのも勿論そうだし(シェルターの階段上から見た、人が波打つ様子!)、このインタビューでも語られていた、「強い意志を持って『期待』を演奏する」というのを、改めて肌で感じた気がしたのでした。


3年目にして初の雨天。体力は奪われましたが、相変わらず自分には非常にフィットする楽しいフェスティバル。終了後、宿場にて“泥”のような雰囲気の打ち上げ。

2012/06/24

LINEでつかまえて



………………ッブハっ!!(水面から顔を出した音)

再び地下に潜っておりました。イカンイカン。写真は、少し前に仕事で関わったイベントでの1枚(with 同僚)、2月頃から坂を転がり落ちるような忙しさに追われてましたが、それも最近なんとか落ち着いてきましたよ!ほっ!


●4月からはじめた10年メモ。毎日ガッツリ日記を書けるような余白はない、その名の通り「メモ」なので、とりあえず「その日飲んだお酒をメモする」という使い方をしてますが、改めて記録してみると、自分でもひく連日の酩酊っぷり。己に対して「………ねぇ、死ぬ気なの?」と声をかけたくなる。

●2週間ほど前の小雨降る土曜日、町田・簗田寺で見たThao&Mirahのライブが素ん晴らしかった!!

サポートのドラマー(たまにビブラフォン)含めた3人編成。昨年リリースしたデュオ・アルバムの曲を中心に(おそらく)、各々のソロ曲も交えた約1時間のセットを夢中で見てしまいました。周りの多くの友人も興奮しながら言っていたように、まずThaoという女性の全身から溢れ出す音楽センス(…ていうか、“音楽の神様に愛されてる”感!? バンジョーをロックギター風にかき鳴らす姿なんて、しびれたぜぇ…)に惹き付けられましたが、おそらくこれが彼女1人のライブだったら、少々エキセントリック過ぎるのだろうなぁと、、。地味ながらも、誰の耳にもウェルカムに響くMirahのトラッド・フォークなメロディーが、まず幹としてある。そして、そこで遊びまわるThaoの姿に、理想のコラボレーションだと、心の底から思いました。



情熱大陸にヒャダインが出ていたので見る。「現代の人は飽きっぽい、飽きさせないための工夫をたくさんする」という意味のことを言ってたので、ももクロなどを改めてじっくり聴いてみた。確かに、どえりゃゃゃぁあ凝ったことが行われていて、「すごいな〜おもしろいな〜〜〜」と思うんだけど、同時に「…しかし、こんなドラッグみたいなもの作ってどうするんだろう・・?」という気持ちが沸々とわく。

この手のニュースに胸がつまる。受験・卒論・就活は、現代におけるイニシエーションなのだと思う。それを全て突っぱねて生きてきた私は(自分で選んだとは言え、それなりにコンプレックスに思っています)、決して就活まっただ中にいる人たちにグッド・アドバイスが出来る身分ではありませんが、昨今の「新卒至上主義」……これはこれで事実だけど、“レッドオーシャンで勝ち抜け!!”ってな雰囲気?には、NOと言いたい。

色んな個性が認められる社会を。お粗末な経歴を突き進む私ではありますが、とりあえず友達がたくさんいることで、日々はとっても楽しいっす。

2012/04/18

ミスたぬきうどん


……ッブハっ!!(水面から顔を出した音)



ブログをまったく更新できてませんが、仕事してるか酒飲んでるか…相変わらず雑な毎日を送っております(これはこれで、当人としては必死)。とりあえずの近況だと、引っ越しをしました。以前の家から徒歩10分。すぐ近くに図書館があるのがとてもいいです(画像は、友人が振る舞ってくれた引っ越しそば)。

引っ越し前日、寝ずの梱包作業。段ボールにつめてもつめてもなくならないCDの山を前に、朦朧とした意識で「CDを…所有するとは…何ぞや……」などと考えてましたが、改めてそれぞれを見てみると、いま私の手元にあるCDなんて「私はいつ、どこで、このCDを買った。どういう場面で、どういう気分で、この音楽を聴いていた」と鮮明に説明できるものばかりで、どうしようもなくセンチメンタルな気分になって、はらりはらりと涙が出てしまったり(そして、そのまま気絶するように眠りに落ちたり……)。

そのまま、引っ越し当日。とりあえず荷物を運び終わり、生活用品でも買おうと駅前に出たら、まさにこの日に家を引き払い、この街を去ろうとしてる友人とバッタリ遭遇。そのまま少しだけ一緒にお酒飲み、そこで話した「音楽におけるシンパシーとワンダーのはなし」は、久々に脳みそをグイグイと刺激された、とびっきり楽しい時間でした。


ゴーズオン、ゴーズオン……(自分に言い聞かせるように)。明日はどっちだ!って、常に思ってる。


2012/03/15

リアル「食う寝る」女子


先週、生まれてはじめて1週間のうち3日徹夜の夜通し作業。肉体的にも精神的にも、さすがにめげました。あああ。

なんとか山をこえた頃、職場にamazonからでっかい荷物が届く。はて、何を注文したかしら…?と開けてみると、一番しんどかった時に「もうしばらく家に帰れないかも、てかコンビニすら行けないかも…(朦朧)」と必死で注文した、サトウのごはんとインスタントカレーでした。

→→→→→→

2年くらい前のわたしは、仕事で自己実現しちゃるぜ!!!と燃えていて、自分の居場所を見つけるためになんとか社会的に成功してやろうと、やたらデッカい野心を抱えて生きてました。

最近はそんな向上心(ちょっと明後日の方向を向いてたかもだけど…?)もしゅるしゅると萎み、頭に浮かぶのは、私が大好きな音楽やミュージシャンたち、その大事な舞台や瞬間をちゃんと目撃できるよう、生活にすきまを抱えながら生きて行きたい・・・そんなことばかりです(まさに「さみしい女には、小さな夢がつきもの〜♪」な感じです)。

非常に地味な自分のほんとの欲求に気付いてしまった、わけだ(いいのかーーー悪いのかーーーーーー)。
今年こそはムーヴィング・オン!とりあえずは、引越しです。


画像:先日ルームメイトと今後について相談をしていた時、後ろでずっと歌をうたってくれた三輪二郎氏。ギターも歌もうまくって、レコードが鳴ってるのかと思った。

2012/02/28

二月二十八日/自意識のバケモノ


仕事が忙しくて、弱気です。・・・・・いや、悲しゅうて悲しゅうて仕方がない……!

泣きごとをTwitterで垂れ流していたら(この行為、先輩から「1人労働組合」と名付けられる)、友人Kが気遣ってメールをくれた(久しぶりに柔らかいもんに触れた気がしました、、ありがとう)。

ふと、いま自分が弱っている友人をみつけたら、こういう優しい言葉をおくったりできるかな?と考えたけど、まったく、まったく、自信がない。遊びにいきたいよおぉぅ!飲みにいきたいよおぉぉぅ!なんてグチも毎日こぼしているけれど、正直こう思ったことが、最近で1番落ち込みました。

人生とは。
とりあえず、人には優しくありたいものです。

2012/02/24

二月二十三日/プラネタよいしょ!

会社主催のライブイベントがあったので、nestでバタバタと過ごす。

終演後、エレベーターに乗ったら、乗り合わせた外人の女の子が突然ケラケラと笑い出し、「お〜とこ〜が、き〜らい〜だよ〜う」と歌って降りていった。

2012/02/21

二月十四日

朝まで会社にて作業、いかんともし難いクオリティーの原稿を仕上げる。

1時間だけ寝て、スキルアップの研修へ移動。合間の休憩中に仕事関係でガチ怒られ×2。心が荒み、クサクサしていたが、隣に座った女の子(マンションの個人営業)の過酷な仕事内容を聞いていたら、(言葉は悪いけど)「下には下がいる」という現実に励まされたりする。う〜ん、どうなんでしょう…。

帰り、バレンタインのこの時期だけスーパーで見かける芋焼酎ボンボンを自分のために購入。うまい。

2012/02/20

二月十二日/クズが素敵をまとって歩いてる

年明けからずーーーーっとやってる原稿仕事の件で、くすぶっている。

なかなか出口が見えないので、気分転換&仕事の内容的にもいい刺激になるかも?と、バルト9でAKBのドキュメンタリーを見る。



自分は日頃割とサブカル趣味のくせに、昨今のアイドルブームの中では現状の頂点であるAKBが1番好みで(「ASAYAN」世代なので、総選挙のノリとかが好きなんですね…)前作のドキュメンタリーもなぜか劇場で見ている(ちなみに昨年は、劇場の場所(大泉)が悪かったのか、客層が小学生と所謂“大きいお友達”の2つにパッキリわかれてましたが、今回はさすがバルト9。女性も非常に多かった)。

前作は、「ドキュメンタリーの形をとった極上のプロモーション・ビデオ」といった印象の、(製作総指揮であった)岩井俊二の趣味も合い待った美しい作品でしたが(これはこれで、非ッ常に楽しませていただきました)、今作は「アイドル」のハードコアな部分にがっつり焦点が当たってて超面白かった。総選挙での感情の交差や、差大の見どころでもある西武ドームコンサートの舞台裏、たかみなのリーダーたる振る舞い・・・あたりでおおいに泣かされた〜。ちょう良かったっす。

シネマハスラー評も最高っした!!

興奮のあまり、「私もDBS(ドブス)48を結成する!!」とかなんとか考えながら帰宅。

2012/02/14

おれ的わたし的2011ベスト

「かなしいうわさ」というウェブサイトを運営している石井さんによる毎年恒例の企画に参加させてもらいました。今年も一覧ページを見てるだけで楽しげ。

おれ的わたし的2011ベスト


仕事でサンプルCDを貰うことが多く、そういうきっかけで聴いたものでも良い作品はたくさんあったのですが、もっといちリスナー目線で選びたいなぁと思い、繰り返し繰り返し聴いた3枚を選んでみました。2012年はもうちっと色々開拓したいなー(白目)

2012/02/13

二月七日

NO残業デー(慈悲)だったので、19時過ぎに会社を出る。ここのところ、インフルエンザで病人食しか食べていなかったため、体がジャンクなものを欲し、マックでチキンフィレオセットを注文。完食したところで急激な眠気が襲ってきて、マックの机でそのまま爆睡。気がつくと23時過ぎ。結局いつもと同じ帰宅時間で、絶望を抱えながら夜道を歩く。

2012/02/10

二月四日

病人生活に飽きてきて、とりあえずお医者さんからは外出OKを貰ったので、シャムキャッツのレコ発ライブ@netsへ行く。会場で会った知人たちに、「治りかけが最も人にうつしやすいのだ!」と罵倒で迎えられる。

久しぶりのライブがとにかく嬉しくて嬉しくて、ジョセフ・アルフ・ポルカ(ファンタジックなメロディーと音色、そして崩壊寸前のバランス感覚。胸の熱くなるドリーム・パンク!!とても良かった)、モールス(鉄板のリズム隊にのせて、ボーカル&ギターの酒井さんが度々自由に遊ぶ…という図式がずっとあったけど、ギターにRYO HAMAMOTOさんが加わって以来、先述のようなブレイクの時間がほぼなくなったなぁと思う。リズム隊だけでなく、バンドアンサンブル全体が鉄板!感!)、シャムキャッツ(例えば、初期からずっと演奏している「アメリカ」という曲、まっすぐなビートのパンクナンバーだったはずが、最近はすっかりサイケデリックなビートに会場が踊らされてる。そういう変幻自在をメンバーが楽しそうにやってのけていて、最近の彼らとても格好いい)を、最後までしっっかり楽しみました。病には、爆音が効くなぁ。


終演後、STOMACHACHEともえちゃんの作った肉まんを食べながらぼーっと人間観察をしていたら、暗い気分が襲ってくる。こんなところに来てまでずっと並んで一緒にいるカップルが嫌で嫌で仕方がないし、恋人と別れるとイベントなどに頻繁に来るようになる知人が嫌で嫌で仕方ない。「久しぶりに外に出たから、色んなものが刺激的に思えて、癪にさわるのかもしれない」と自分に言い聞かせ、深呼吸をして帰る。色々と考えてしまい、この前日に男の子から一緒に暮らそうと言われたことも、嫌で嫌で仕方なくなってくる。

一月三十一日〜二月三日/His ideas of love was a mirage.

働いていたら、座っていられないほど体が痛くなってくる。完全に体を壊す1歩手前!な感じ。帰り道でとりあえずロキソニンを買って飲み、ヨタヨタと帰宅。弱っているので、電車の中で座れただけで、世界が輝いて見えてくる。感動の沸点がものすごく低くなっている。

翌日、念のためと思い病院へ。鼻に細長い綿棒をぶっさし、ぐるりと回すと、鼻水がでろ〜んとたくさん出てきて、なんか超心もとない。5分ほど待つと、見事インフルエンザ(B型)と判明。マジカヨー、とつみ上がった仕事のことを考え絶望しながら商店街を歩いていたら、eastern youthの二宮さんとすれ違った。

スポーツドリンクをばかすか飲んで、とりあえず眠る。深夜に目が覚めテレビをつけたら、韓国のアイドルグループが卓球で玉を打ち返しながら、日本の時事ネタクイズに答えるということをやっており、「この人たち、異国の地で、異国の言葉で、その国の常識クイズに答えとる、、」と思って、なぜだか涙が出てくる(だいぶ、弱っていたようです)。

2012/02/08

一月三十日


朝イチの会議に出た後、電車に揺られ小金井公園内の施設で打ち合わせ。その後に、国分寺にて取材(学生と企業のマッチングを行ってる会社の話を聞きました。す、すすすすすす、すごく興味ある……)など。西東京で動き回る。

夜、会社にて私の誕生日会も兼ねたカレーパーティー。ガイガーカウンター、かるた、薄型民芸などを頂く。

一月二十九日

渋谷〜原宿で行われた反原発デモに参加。「すべての原発を豆腐に!」というプラカードを持ってる人がいるなぁと思ったら、赤い疑惑の長尾さんだった(ちなみに、次回の極東最前線のゲストが疑惑…!これは駆けつけたいなぁ)。終了後、バスで阿佐ヶ谷へ戻り、ピッキーヌで回教徒風のカレーを食べる。

夜、家で新海誠の『星を追う子ども』という映画のDVDを見たが、あまりにヒドい内容で、「このままじゃ眠れない…!!!」と、さんぴんキャンプのDVDで口直しをして寝た。

一月二十八日


法事。親から「現地集合で」と言われたので、電車に1時間ほど揺られ「河辺」という駅で降り立つが、盛大に道に迷う。30分ほど彷徨い歩くも、どこにも辿りつけず、青梅せんべいという名物品を買って帰宅。

阿佐ヶ谷に戻ってくると、ご近所さんたちがゲームセンターで遊んでいるという情報をキャッチしたので合流。プリクラを撮る。その後、下北沢で仕事絡みのライブを見て(色々と考えざるを得ないクオリティー)、最後、新宿にて友人たちと中華料理を食べる。

2012/02/07

一月二十七日/かつての、酒と涙と男と女とタイ人

CRJの同期のS谷くんに呼び出され、神保町にてお仕事の相談。彼が担当しているというバカ高いラム酒を飲ませて頂き(ちょう美味しい、何が違うって余韻の残り方が劇的に高級)あれやこれや話す。


CRJ現役時代、ミーティングの帰りに私と友人の福富という女は、夜な夜なS谷くんの家におしかけ、「ねぇ、私ら一生処女だったらどうしよう!!??!?!!?!?!!??」という相談を大真面目に繰り返していた。そんな話題に付き合ってくれただけで偉大なのに、さらにお仕事もくれるなんて。マジで頭があがらねぇぜ…!と思いながら、ちゃっかりカレー(欧風)までごちそうになった。

2012/01/31

一月二十六日

なんとか書ききったと思っていた原稿、さっそくボツをくらう(む、無能すぎる俺………)。この日は会社主催のイベントだったので、とりあえず会場へ。顔なじみのスタッフの女の子(同い年)に「ちょっと〜、暗いツイートしか見かけないよ〜?」と声をかけられ、そりゃイカン!と私の芸人魂が危機感を感じる。

BiSのライブを見るたびに心掴まれてゆくが、ASAYAN世代なので、一度追っかけ出したらこういうノリは大好物なのだ。わかってる、わかってる。

一月二十四日〜二十六日/愚直に考えろ


●一月二十四日

原稿は未だに終わらないが、先に気持ちの部分が負けてくる(呆……)。
色々後倒しになり、プライベートで楽しみにしていたイベントごとにも参加できなかった。深夜、ふとんに入ってると涙がごろごろとこぼれてきて、「今日はもう泣ききってしまおう」と、そんな波に体を任せてみる。


●一月二十五日

糸口が見える。
終わってはいないものの、昨日と比べればだいぶ気分は明るい。結局出口に繋がる鍵は、「愚直に考える」ってことしかないんだなぁと思う。


●一月二十六日

なんとか脱稿。
この日は少しはやく失礼させて頂き、rojiにてバンド会議。3月3日、ずっと非常勤メンバーとして名前を連ねていたガールズバンド「ギュウ&ギュウ」のライブに参加します。私にライブなんかできるのか、と、だいぶぼんやりしています。


一月二十一日〜二十二日

it's a 原稿地獄。



●二十一日

これを言うと、会社の人に「お前はアーティストかっ!」と怒られるのだが、基本的に「ひらめく」まで全く筆が進まないので、バイブスが訪れるのをひたすら待つ、待つ、待つ。さぼろうとする度に、虎ちゃん(ティッシュカバー)と目が合う。

夜、気分転換で高円寺まで歩き、駅近くでラーメンを食べる。すりおろしにんにくと酢をたくさん入れる。




●二十二日

午前中から、バイブスが訪れるのをひたすら待つ、待つ、待つ。

「貴様、外に出るのも悪くないぞよ」と知人が声をかけてくれたので、阿佐ヶ谷を散歩。シンチェリータでアイスを食べる。コンコ堂で、谷口ジロー版『センセイの鞄』を立ち読み。好意を持たれていると気付きつつも、なんとなくそういう展開を避けていた相手からキスをされた瞬間の「しまった!」という顔が、見事だなぁと思う。

夜から朝にかけて、静々と原稿に向き合う。

2012/01/26

一月十九日/人生には苦手なことが多すぎる


朝イチ、打ち合わせで三鷹にあるアニメ制作会社さんへ。武蔵野の風景があまりにゆるやかで、全く会社に帰りたくない。

その後、一橋大の学生さんに自分のお仕事暦をお話ししたり(就活のために、とのことでしたがお役に立てた自信ナシ)、スキルアップのセミナーに行ったり。合間に寄った無印良品にて、なんとなく試着したズボンのすさまじい伸縮性に感動して、思わず買ってしまう。太ってくると、服を買う時の基準が「サイズがあるから」の一点になってくるなぁ………。

一月十八日

今年から我が社に「NO残業デー」が導入されるということで、私の順番・1回目。喜びのあまり号泣しながら退社。クアトロへ向かう。

トクマルさんは見逃してしまったものの(ガビーン……)この日は楽しみにしていたBEIRUTの来日公演でした。ボーカルのザック・コンドンによる、噂の“クルーナー・ボイス”を生で堪能しにいったわけです。

決して緩急に富んだライブというわけではなかったけれど、確かな技術をもって奏でられる滋味溢れまくりの演奏で、まったく飽きることない90分でした。がっつり楽しみ、会場で会った知人たちとビール2杯ほど飲んで帰宅。

直接的な音楽ジャンルは異なりますが、ライブの間ずっと“ちんどん”の言葉が頭をチラついていて、帰宅中にtwitterで見かけた「限りなくロック/ポップスの形に近い民族音楽」というツイートがしっくりくる。久しぶりに、本当に遠くに連れて行かれた感覚!

一月十七日/飲み終わったら、好きって言おう

新入社員さんが入ってきたので、お昼ごはんをウェルカム焼き肉とする。


夜は同僚+共通の知人と飲みに行くつもりだったが、同僚の痔が悪化し延期。この世の者とは思えない形相になっていく様子を、密かに密かに観察する。

一月十六日

仕事帰り、肉まんを食べながら表参道でぼけーーーーっと信号待ちをしていたら、横に友人がいた(お恥ずかしいタイミング…)。

一緒に帰りながら近況報告など。知り合った時は、色んな音楽レーベルをサポートしつつのサラリーマンだったが、いつの間にか編プロの人になっていた。彼にはあってるなぁと思うし、こういう人生のうつろいを聞くだけで、なんだか涙腺が緩んでしまったり。「時間がたっていくこと」に対して、私はどうもセンチメンタルになりすぎる。


その後、rojiで名古屋から遊びにきていた友人に会う。「飲んでいたらバスを逃したので泊めてくれ」と言われ、自分で責任が取れないのならば、逃したりするな!とキレる。プリプリしながら家まで歩き、むしろそんな自分に腹が立ってきてたので、コタツに深く潜ってちょっと泣く。

2012/01/23

一月十五日

引き続き家族旅行。フェルナンド・ビュッフェ美術館を覗き、お土産にかまぼこを買い、びゅーーんと帰宅。


夜、誰かに会いたいなぁとユープケッチャを覗くと、知人が大集合していた。この日、かなり早い時間から飲んでいたという知人が、「豆乳のお湯割り」を注文してる姿が印象に残る。

深夜、(今更ではあるのですが)友人であるcore of bellsの面々が出演した映画『ring my bell』を鑑賞。ムラムラして寝る。

一月十四日

祖父、両親と共に伊豆の方の温泉へ。


温泉が10種類近くあるような宿だったので、とりあえず湯に浸かりまくる。普段、私は「化粧はしない、そのかわり手入れもしない」というズボラなスキンケア方を選んでいるのだが、ここぞとばかりに肌を労ってみる。

夜、豪華な日本懐石をゆっくり食べ、「磯自慢」という日本酒をガブガブ飲み、岩盤浴を堪能しながら滞っている原稿についてうんうん唸り、津田さんの新著『情報の呼吸法』を読んでいるところで、寝落ち。体重はもちろん、増である。

2012/01/20

一月十三日


俺の壊滅的な食生活を心配し、上司の奥さんがお弁当を作ってくださる。あ、頭があがらない…………。ちなみに、健康を考慮して薄味にしてくださったとのこと(確かに、でした)。あ、頭があがらない………………。


夜、会社の新年会。
日頃お世話になっている外部スタッフの皆さまを“もてなす”会だったので、普段とは違う酔っぱらい方をする。エンドレス・ビール。

終了後、恵比寿のワインバーにて少人数で二次会。
初対面の人に「モテキ映画のヒロイン4人の中に木下さんがいても違和感ないですよ」とお世辞を言われたのが嬉しかったのか、その話ばかりを繰り返し続けた(らしい、記憶なし…)。

一月十二日/ギークの恋

青山のデザイン事務所で取材、音楽レーベルの人と打ち合わせ(年も近く、出身校も同じだった)、面接など。異なる関係性の人たちと喋ったけれど、どの場面でも本当に言葉が出てこない。「自分は、好奇心の薄い、つまらない人間だなぁ」と思い、回を重ねるごとに、ゆるゆると死んでいくような感覚(ずぶずぶ………)。


夜、ギークな友人と少しだけお酒を飲み、恋愛相談を聞く。フムフムと相づちを打ちながら、ふと「手を繋いだりしないの?」なんて質問をしたら、「(隣に並ぶ、意中の相手までの距離が)どんだけ遠いと思ってんだよっ!」と逆切れされてしまった。

2012/01/18

一月十一日/我は相当なる司会者なり

とゆうわけで正式に誕生日。今特に欲しいものは、体重計とガイガーカウンターです。

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本来ならば正月休みに片付けねばならなかった仕事を無視し続けているので、き、今日カタつけるかぁ……と腹をくくりかけたところ、専門時代の友人から誕生日おめでとうのメール。素直な文面にホロリときて、力も抜けたので帰ることにする。コンビニで買った工夫のないケーキが予想以上に美味しく、ぺろっと食べて、すぐに寝た。

2012/01/17

一月十日

会社にて、26歳の瞬間を迎える。
10年くらい前は、道端で「I am sixteen going on seventeen〜♪」と踊っていたと思うと、私も大人になったものである(寝癖頭だけ相変わらずですが)

仕事帰り、ちょこっとだけ「いっき」に寄る。
店主がおすすめのアイドル「ねこパンチ」の動画を見せてくれる。(同世代の人にはツーカーで伝わる感覚だと思いますが)楽曲が、90年代の「土曜・9時・日テレドラマ主題歌」ライクな感じで、盛り上がる。店主の「この曲にのせて、安達祐実が泣いたり、ともさかりえがドジしたりしてそうだよなぁ」の一言で、愉快&幸せな気分になる。



3分過ぎたあたりから見るべし!

2012/01/16

一月八日

連休の中日である。またもや昏々と眠り、暗くなった頃に街へ出る。マクドナルドでチキンフィレオを食い、腕時計を物色して、下北沢へ行きました。

シェルターに、the morningsのポンタさんが企画したイベントを見に行く(新しいがハコがどんどん増えて、ライブハウスも必然的に「きれいな場所」になってますが、シェルターみたいな風格のある老舗、私は好きだ!)。the mornings、MUGWUMPS、シャムキャッツ、bedなどを鑑賞。ルーツにパンクやハードコアがあるバンドマンは多いだろうけど、ポンタさんは現在進行形で、秋葉原GOODMANみたいなオルタナティブなシーンと、スリーコードの痛快なパンクバンドが集う場所、両方を自由に行き来してて、この日も他じゃなかなかないような対バン(もしくは、あったとしても少々ぎこちなくなってしまうような組み合わせ)が、自然に共演を果たしてて、とても刺激的だったー。おもしろかった!


終了後、会場で偶然会った職場の上司と、銀だこハイボール酒場で軽く飲む。銀だこが美味しいかどうかは置いとくとしても、こういう酒もつまみも種類を絞った店って、食べ物になんら興味のない≒メニューを選ぶのすらダルい人間(俺)には、結構しっくりくるなぁ……。

2012/01/15

一月七日

バスに乗って中野へ行き、カレーを食べて(日本人好みに工夫されたタイカレーでした。うまし)、池袋に移動する。

オルグにて、ブッキング担当兼友人の宮崎くんによるイベントでした。年明け一発目にふさわしい、非常に賑やかな内容!

周りから散々前評判を聞いていた「白い汽笛」というユニットをやっと見ることが出来た。ギター、ベース、オルガンで、非常に温かな音楽を奏でる3ピース。かなりのグッドミュージックを聴かせてくれましたが、ポップなフックがたくさんつまった音楽と言うより、聴いた人が「あれ、このメロディー、前から知っているかも…?」と感じるようなノスタルジックさ。良かったー!

その後、フジワラサトシさん、笹口さん、乍東十四雄と徐々にイベントの雰囲気が変わってゆき、トリも、これまた初見のBOYS YOUNGというバンド。前述の白い汽笛のメンバーと、neco眠るの森さん、チッツのドラマーの方による“青春パンクバンド”です。森さんから話は聞いていたものの、確かに青春パンクとしか形容出来ないサウンド…(音楽的に完全に崩壊している瞬間もあったww)。正直、いきなりコレだけを見たら構えてしまったかもしれないけど、白い汽笛とあわせて見たことで、振り幅を最大限に楽しみました(文脈を大切にする、宮崎くんのイベントらしいとも思った)。

終演度、かわいこちゃんの恋愛話を聞いたり、大阪チームのみなさんとお喋りしたりして、ロールケーキをぺろりしたところで帰宅。

一月六日/悪口は面と向かって言う!

会議にて、今年はさらに新しいことができるようにならんといかんのだナーと思いながら、「営業マンに、俺はなる!」と心の中でつぶやく。正直、自信はまったくない。

夜、rojiにて憧れている女性ライター/編集者さんとお喋り。お仕事のお願いはそこそこに、渋谷系の時代と今のインディーズシーンの似て非なる部分の話など。久しぶりに、一言一言に緊張感を持ちながらのコミュニケーションで、帰り道でもドキドキしていた。

2012/01/11

一月五日

同僚(男子)から「僕には小さすぎたから」と、丈は私くらいで丁度いいが、袖は男子にも長いくらいの、難易度の高いセーターをもらう。着こなせるのか……。


来週からまた忙しさが戻ってくるのだろうと、耳にずっぽりとイヤホンをいれこみ、黙々と雑務を片付ける。
BGMは、一足先に頂いたNRQの新作「のーまんずらんど」。PCにやっすいイヤホンぶっさして聴いている状況が悔やまれる、おおらかで美しいアルバム。mmmちゃんがゲストボーカルとして参加した表題曲のマーベラスな感じ! 何度聴いても色褪せません。

一月四日/森羅万象がウザい

仕事はじめ。
年末年始で神戸に行ってきたという新入社員のTくんが、三田村管打団?のグッズをくれたので、餌付けされた動物になる。うれしい!

夜、今年の目標などを発表しつつ仕事を華麗に片付け、なぎ食堂で行われた音楽友達が集まる新年会へ。店のビールが果てるまで酒を飲み、ここぞとばかりに野菜あんかけ豆腐などをモリモリ食べて栄養摂取。

馴染みの皆さんに挨拶しつつ、緊張のあまり(?)暴君と化した知り合いのお姉さんのキレキレっぷりに圧倒されるなど。主催の1人であったの今年の活躍に期待しつつ、サクっと退散。楽しかったです。

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『Sweet Dreams』という素敵な雑誌の発行人であり、私にとっては「憧れのひと」である福田さんに、会社のサイトでレビューを書いてもらいました。よろしければ読んでみてください!

麓健一『コロニー』 / ある光の中で輝く麓健一の素敵な王冠

2012/01/05

一月三日/せめて人として正しくあれ

高円寺にて、ソウルメイト、後輩と3人でお昼ごはんを食べる。

(後輩の恋愛相談に対して、「そんなことより、仕事しよーぜ♪」と突き返す…相談しがいのないババア2人、という構図でした^o^)

ちなみに、久しぶりに会ったソウルメイトは、これまで以上の多忙(仕事)により疲れきっていた。体調も優れないというので、「このままそのキャラクターをつきつめて、大野更紗さんに続いてみては?」とコメントしておいた。

日が暮れる頃に2人と別れ、帰宅。正月休みも最後なので、ひたすらにコタツでぼーーーーっとする。

一月二日


Bちゃんの新居に行く。同行した友人がビール券を持ってきてくれたので、誉めたたえる。

書き初めをした後、3人で「桃鉄」の12年プレイ。カードの効用とかはすっかり忘れていたけど、「ここの温泉マークに虫眼鏡をあてると、女風呂が覗けるよね」とか、セクシー情報だけはしっかり覚えていた。

4時間ほどで終了。ゲーム疲れで、体はガチガチにかたくなり、頭痛もひどい。低く唸りながら、東西線で帰宅。

一月一日


実家。
母は暖房/冷房を過剰に使わない人で、毎年冬は床暖房がうす〜くついている程度。床にぺたーっと張り付いて過ごす。お節が得意じゃないので、酒ばかり飲む。

家族で初詣に行った後、祖父の家へ。これも毎年恒例だけど、優秀なイトコたちと並んでコンプレックスの塊となる。受験/卒論/就職活動は、現代におけるイニシエーションであり、それをすべて避けて生きてきた自分が、とても駄目な人間のように思えてきて、酒ばかり飲む。

夜、阿佐ヶ谷に帰ってくる。音飯(元旦から超盛況!)へ行き、あなごの天ぷら、納豆餅、カキバター、ビール、マッコリなど。ほろ酔いで家まで歩いていたら、職場の先輩の元彼とすれ違った。