2013/11/04

楽しい暮らし

阿佐ヶ谷の仲間・Gちゃんが少し遠いところに引っ越すというので、一番の馴染みの店に集まって送別会をしました。
その会を企画した友人からのメールには「思いっきり送別会!!ではなく、(送られる本人が)たまたま飲みに来たらアレみんないる?という感じにします」とあって、とても優しいなぁと思いました。

前にも書いたとおり阿佐ヶ谷は自分にとって大切な街なのですが、一番最初に引っ越してきた時、荷物を運び終えて一息ついてるくらいの所にやってきたのがGちゃんで、おいなりさんを差し入れてくれた覚えがあります(そこで、それまでイマイチ苦手だったおいなりさんが食べれるようになった)。

馴染みの店には馴染みの顔でいっぱいで、クールだと思っていたお店のママが感極まって涙したりしていた。餞別のプレゼントはダウンジャケットで、めっちゃ小さくコンパクトにたためるの見れば良い品だってことがわかる。もうすぐ日付が変わるという頃、店内にhara kazutoshiさんの「楽しい暮らし」という曲が流れて、素晴らしすぎる歌いだし<暮らしにまつわる便利なアイデア/抜きでは僕らは生きられない>から最後の最後までみんなで合唱した。その景色を眺め、私の頭に浮かんだ言葉は「セックス・アンド・ザ・シティ」だった(仲間がいる暮らし、ってこと!)。

Gちゃんにも、もちろんそれ以外の友人にも、いつでもどこでも、どんなタイミングでも、割と常に「good luck」って気持ちを持ってる。


木の実木のマーマレード

ここの存在をすっかり忘れていました。ブログのことを思い出さず暮らすなんて、私にしたらけっこうな人生のエポックでござらい。


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●九月は「炎のアルバイター」と化し、コールセンター、パン屋、スナック、+その他音楽絡みのアレコレでフリーター道を邁進。
決して立派な状況じゃないかもしれないけど、昨年生まれて初めて飲食の仕事をした時に、いかに己が事務仕事ばかりしてきたか=接客などの現場でどんなに気が利かないかを実感したので(ガビーーン)、ぽんっと放り込まれた場所で出来る限りお役に立つ!をテーマに色んなところに顔を出してみた。

この年齢になっても、場所や方向を変えれば人間にはまだまだ伸びしろが残っているらしい。嬉しいもんです。



●中学時代の友達から「部屋を掃除したら昔の写真が色々出てきた。当時のひどいありさまの自分と友達になってくれてありがとう」という言葉と共に、だっさい中学生の写真が送られてきた。
写真をゆっくり眺めて、「ひどくないよ、というか私もひどかった、みーーーんなひどかった」と返信をした。

(・・と書いたところで、「あいつ死ぬきじゃないよなぁ?」と心配になった。E本さん、お元気ですか)



雪舟えまさんの小説にハマる


●シャンソンシゲル先輩が企画した「歌鳥園」というイベントに行く。初日は立川のギャラリー・セプチマ。実は実家のかなり傍にあるギャラリーであり、都内ではあるものの文化と断絶した町だーーと思っていた地元にこんなに素敵な場所があるのが本当に喜ばしい。例えば私が高校生の頃にこんな場所があったら、きっと足しげく通って夢中で音楽を聴き、引っ込み思案なので誰と喋るってわけでもないんだけど、そのスペシャルな時間をすごく大事にしていただろうと思う(妄・想)。

今回はセプチマとはれまめの2daysイベントであり、両日共に小鳥美術館がトリ。他はシゲル先輩がコーディネートした東京のミュージシャンたちが花を添えたのでした。小鳥美術館の島なぎささんの歌は一聴すると不安定に感じたけど、聞けば聞くほど音程の間と間をすり抜ける自由で、陽気なパワーに魅了された。これは、ハマるなぁ。他にも、Hei Tanakaがドラム×2、ベース、打ち込みと難解なことに挑戦しているように見えてとても有機的なリズムを持っていること、oono yuukiさんの「間違いなく次の代表曲だ!」と思える新曲を聞けたことが印象的でした。両日ともに、どっぷり、全組楽しんで帰宅。