2014/03/21

楽しく打てればみんな勝者



最近のこ、と。

今このブログを新幹線の中で書いています。
(Alfred Beach Sandal君のツアーにくっついて名古屋〜岡山を巡ろうと思ってたんだけど、あまりに薄着で出かけたせいか名古屋で発熱。先に帰る事にした、というくだらん状況ではありますが)なんというか、大人だ。


昨年約3年勤めた会社を辞め、違う仕事を始め、新しいライフスタイルがだいぶ馴染んできました。
前の会社での日々が個人的にとても辛く(本当にただただ性に合ってなかった・・・と改めて思います)、「仕事なんて、したくなーーーいっ!!」と噴火山のごとく爆発する形で辞めちゃったのですが、“仕事”自体は一生続くし、キャリアアップを目指す!・・とかそういう志の高い形ではなく、いかに自分がストレスなくいられるか、精神衛生上良い形で働ける場所、職種、塩梅がどこにあるのか、それらを探す努力は辞めちゃダメだなって思います(で、結果最近わりとイイ感じです)。


話はかわって、
今年は、トクマルシューゴさんが1stアルバム『Night Piece』をリリースしてからちょうど10年、つまり私がトクマルさんを聴きだしてからも10年ということになります(どうでもいい俺個人史、ごめんなさいで候…)。既に告知されているアニバーサリー公演の制作にも携わっているので、当時の話をすることも多いのですが、思い出と感傷で(1人勝手に)しんみりしてしまうことも多く・・・。

私がトクマルさんを初めて聴いたのは、2004年12月、当時は何も知らなかったけど今思えばゲラーズの企画イベントでした。ゲラーズ、nhhmbase、二階堂和美さん、SAKEROCK、Battlesのタイヨンダイsoloというスーパー・スーパー豪華なメンツで、ぎゅうぎゅうの渋谷O-nest。トップバッターだったトクマルさんは6階での演奏で、姿は見えなかったけれど、聴こえてくる音色に対して「・・ギターって自分が思ってるよりすごい楽器かもしれないなぁ」と思ったことをすごく覚えています。
そこから、熱中していたCRJでの活動、トクマルさんと同時期にハマったnhhmbase、group_inou、三組を追っかけて何の予備知識もないまま外タレを見まくったmap、7e.p.、&records、dotlinecircleのイベント、円盤ジャンボリー、20歳前後の私をそれまで以上に音楽に熱中させた、素晴らしすぎるもの達。新しい出会いがある度に音楽の奥深さに痺れ、惚れ直し、「嗚呼、どうやったら音楽のそばにずっといられるのだろう?」と大真面目に考えてあの時代のことを、稚拙ではあったけど大切な季節だったなぁと思います。

そんな節目の公演に関わらせていただいて、たいへんに光栄です。すべてのきっかけとなった『Night Piece』という魅惑的な作品が、この機会に多くの人に聴きかえされ、そしてまた新しく多くの人と出会うことを願っています。



画像:六本木で出会った赤鬼